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2005年04月30日

セールスマンの死

かなり以前に録画したまま見ていなかった、無名塾「セールスマンの死」の舞台中継を見る。数年前に放送されたが、アーサー・ミラーの追悼として再放送されたもの。主演は仲代達矢。

感想を率直に言うと、これきっついわ~。 ○| ̄|_ ←これを使ってみたくなるほどの重苦しさに満ち、これほど救いのない気分にさせてくれる芝居も貴重なのではないか。マツケンサンバを観た後に観ると、エレベーター急降下の気分が味わえるだろう。

ストーリーは、仲代達矢演じるセールスマンとその家族が、残酷な社会システムの中で崩壊していくすがたを描くというもの。冒頭、かなりまいっている仲代が帰宅するところから話は始まる。仲代はかつてはやり手のセールスマンだったが、社長が交代してから人生は暗転、基本給はカットされ、歩合給のみになってしまう。一日中車を走らせてセールスをおこなうが、成果は得られない。最近は、自殺を匂わせるような行動をしている。

優しく賢い妻は、そんな夫を心から心配している。息子は二人いて、長男はかつてはフットボールで活躍したが、34歳にもなるのに定職がない。次男は女のことしか考えていない。ただ二人の息子も心根は優しく、父親のことを気遣っている。

ひとつひとつのエピソードを見ていくと、仲代演じるセールスマン自身に問題がないわけではない。隣に住んでいる友人は、世間のいやらしさに対して精神的な距離をとることを勧めているが、彼は仕事での成功にこだわりすぎるあまり、周りが見えていない。長男との精神的な葛藤も、彼が過大な期待を息子に押しつけていることから生じている。

だが、僕はこのセールスマンを愚かだとは笑えなかった。誰の身にも起こりうることだと思った。そしてこの戯曲が描かれたのが1947年であることを知って、世の中の本質的なところはちっとも変わっていないことに軽い失望感を覚える。

アーサー・ミラーはなかなか仕事に厳しい人らしく、自分の作品の舞台化には慎重だったらしい。日本での上演は滝沢修が有名だが、仲代がミラーに交渉にいったところ、ミラーが黒沢映画を気に入っていたことからすんなり上演を認めてくれたという。

仲代がこの舞台に込めた思いが伝わってくるような作品。痛みが伝わる演劇? たまにはこんな芝居もいい。

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2005年04月29日

Squeak

4883732037自由自在Squeakプログラミング
梅沢 真史
ソフトリサーチセンター 2004-10

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スクイークというソフトを触っている。きっかけは、NHKの「ETV特集」で京都賞受賞者からのメッセージという内容を放送していて、その中でアラン・ケイのスクイークを使った教育が紹介されていたのを見たことだった。

最初は独特の感じがあって慣れるのに時間がかかったが、だんだんその奥の深さがわかってきて楽しくなってきている。全体に遊びごころがあるのがいい。

僕がパソコンを使うようになったのは、PC-9801VM11という機種から。使うようになったと言っても、ワープロ、絵を描く、ゲームぐらいしかやっていなかったのだけど。そのころに比べたら今のパソコンは格段に進歩して、けっこうなんでもできちゃうようになったが、仕事としてのツールという性質が強くなって、遊びごころが失われちゃったという気はする。

それだけ日常に浸透したということなのだろう。PC-9801だってビジネスツールとしてつくられたのだから、現在の状況はひとつの到達点なのは間違いない。だが、コンピュータって所詮この程度だったの? という気持ちはどこかにあるんだよねえ。

スクイークは、過去に存在したコンピュータへのわくわく感を思い出させる。同時に、今となっては嘘くさく聞こえてしまう”創造”という言葉に真実味を与えてくれる。

スクイークで遊ぶには「Fun Fun Fun Squeak !!」というページが優れた案内人になる。

Palm版はないのね。

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2005年04月28日

販促品

いきなり金満体質な話で申し訳ないが、僕は「期間中、このハガキ御持参の方には特製ペットボトルカバーを差し上げます」といった販促品は必ずといっていいほど、もらいにいくことにしている。その品が欲しい欲しくない、必要不必要にかかわらずだ。条件反射と言っていい。おかげで、使いもせぬモノがあふれて、決して広くはない生活スペースを圧迫し、秩序だった収納を困難にしている。

あらためて考えると、大半が要らないものばかりだ。いくつもある、お出かけバッグなどはいざ使おうとすると、人前で使うにはデザインがなあ~という気持ちになって結局使わない。メーカーロゴの入ったウインドブレイカーなんかを着て外出するのは、けっこう恥ずかしいものがある。

ただ最近は、使ってみると意外と便利ということもあるので、奥にしまう前にできるだけ一度は使ってみることにしている。たとえば家電量販店でもらった時計は、異様に時を刻む音が大きく、寝室に置いておくと気になってしょうがない。だがトイレに置く分には、一分を争う朝の時間帯などにとても助かる。

GW中も販促品をもらいに行く日というのを設定して、出かけることになると思う。ここで大変重要なことがひとつ。それは販促品をもらったからといって、手ぶらで店をでることに気が引けて、電池の一本でも買っていこうかなどとは考えないことだ。販促品をもらったら、時を置かず店を出る。事前にその覚悟を固めておかねばならない。

返報性の原理というものがある。人は何らかの恩義を受けると、それを将来返さなければならないという義務感にかられるそうだ。販促品はその心理を巧妙に利用している。懐中電灯をもらいに店に行ったつもりが、店を出るときにはハードディスクレコーダーを抱えていたということになりやすい。まあ、欲しかったら別に構わないが。

「ただより高いものはない」とは誰が言い出したのかは知らないが、おそらくこの返報性の原理のことを指しているのだろう。

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2005年04月27日

理想の上司

4166601105「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)
谷岡 一郎
文藝春秋 2000-06

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■理想の上司、ヤクルト古田と黒木瞳 (nikkansports.com)

今年の新入社員を対象にした理想の上司の調査で、男性上司としては2000安打を達成したヤクルト古田敦也捕手(39)、女性では女優の黒木瞳(44)がそれぞれ1位に選ばれた。調査を行った産業能率大学が26日発表した。

今、『「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ』という本を読んでいるが、この本によれば「社会調査の過半数は『ゴミ』」だそうである。サンプル数が極端に少なかったり、結果を誘導するような恣意的な設問が用意されていたりする、信頼性に欠ける社会調査が少なくないからだという。

たしかにニュースにおいては、ほとんど毎日、何らかの調査結果が発表されており、明らかに過剰だ。また、素人目から見ても怪しいと感じる調査も時々見かける。だが日頃は調査状況などの詳細をチェックすることはあまりないので、結果だけを見て納得し、騙されていることも僕自身あると思う。

そうした調査の信頼性とは別に、そもそもなぜこの調査をする必要があるのかという意図がわからないものもある。たとえば、上記の「理想の上司」を書かせる調査がそうだ。調査を実施した産能大のサイトでの調査報告をみても、そうした調査をする理由については書かれていない。推測するならば、今年の新入社員の意識を知ることで、彼らとどのように接していけばよいのか、どう教育していくかといったことについての手がかりを得るためということだろうか。だが実際に調査結果をみれば、この結果から何かを汲み取れるとも思えないのだが。

類似の調査で、最近発表された東京商工会議所の調査では、理想の社長像の第1位は堀江貴文。この東京商工会議所の調査は、産能大の調査よりも新入社員の意識把握に熱心な姿勢がうかがわれるが、理想の社長像を問う設問だけが軽い感じで、違和感がある。大体、こうした設問をしたところで、その時々の時の人が並ぶだけだろう。

まあ、話のネタとして受けとめればよいのだろうが、こんなどうでもいい調査をニュースにするメディアは危機感がなさすぎるのではないか。ニュースの枠には限りがあり、くだらない話題をとりあげれば、地味であっても大切なニュースは切り捨てられてしまう。視聴者や読者に媚びるような、予定調和の報道姿勢を続けている限り、マスコミの衰勢は止まらない。

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2005年04月26日

phantom

■Opera CEO、大西洋横断のチャレンジ終了 (ITmedia)

「Opera 8がリリースから4日間で100万ダウンロードを達成したら、ノルウェーから米国に泳いで渡る」との公約通りノルウェーの海に踏み出したOpera Softwareのヨン・フォン・テッツナーCEOだが、そのチャレンジは2日目に終わりを告げた。

 特設ページの報告によれば、ノルウェー南部の海岸沖で、付き添いのPRマネジャー、エスキル・シルバートセン氏が乗っていたゴムボート「Phantom」号がパンクしたという。テッツナー氏はシルバートセン氏を救助し、そこでチャレンジは中断された。2日目の行程が始まっておよそ1時間後のことだった。

Operaの特設ページでは、偶然に撮影された救出劇の写真がみられる。

プロレスだったか!

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2005年04月25日

サン・ジョルディの日

最近のもっとも重要なトピックは、今年も4月23日の「サン・ジョルディの日」が盛り上がらなかったことだ。一応説明しておくと、「サン・ジョルディの日」とは、スペイン・カタルーニャ地方の守護聖人サン・ジョルディを祭る日で、女性は男性に本を、男性は女性に花を贈り合うことが慣習になっている。

単に、なんらかの手違いで僕のもとに本が届くのが遅れている、世のアベックどもはみんな本と花を贈り合っているのを僕が知らないだけといった事情から、盛り上がっていないと誤って認識している可能性はある。だが、チョコを一気に売っちまおうぜの日に比べたら、静かなものだ。ひとりものへのプレッシャーもない、平穏な一日だ。本屋さんだけが、「ああ、今年もだめだったか」と嘆きつつ、ポスターを剥がすぐらいのものだ。

聖なる祝祭日には、資本の論理がつきまとう。クリスマス、バレンタインデー。仏教は安くていいねえ、お盆は金かからないもんねって思ったら、葬式でごそっと持っていかれるのね。

そもそも、祝祭というのは精神的なものだから、物を贈るという慣習は後から附帯されたと考えるべきだろう。「サン・ジョルディの日」が盛り上がらないのは、本屋と花屋がうまく事を運ぶことができなかった、いわば広告の失敗といえる。

だが、本も花もけっこう贈りにくいプレゼントだ。本は個人的な嗜好のものなので、相手が好みそうな本を選ぶとなるとなかなか骨が折れる。花は、花言葉を調べておかないとあらぬ誤解を受ける恐れがある。なのに花言葉ってやつは、世界の各地域によってばらばらで、グローバルスタンダードがない。

さらに難点は、バレンタインデーのように片思いの相手にチョコレートを贈って告白、というドラマ性に欠けることだ。サン・ジョルディの日は、贈り合うということから、すでに恋仲ができあがっちゃってる人対象ということになる。すでにある愛をより深くするという趣旨だ。人を選ぶ日なのだ。バレンタインデーより、クリスマスに近いと言えようか。

結論がでたようだ。サン・ジョルディの日がどうして盛り上がらないのか。欲望全開のクリスマスに比べて、サン・ジョルディの日は、知的に過ぎてハードルが高いからだ。さらに、本と花という経済的な商品がメインで、儲からないので資本側ものってこない。

最後に、女性のために、彼のこころをわしづかみにする本を紹介して、このもてなさそうな感じの文章を終わりとしたい。是非、愛する男性に贈ってあげてほしい。

4043170017ゲバラ日記 (角川文庫)
Che Guevara 高橋 正
角川書店 1999-02

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2005年04月24日

自称

新聞の社会面に掲載される記事に、「自称何々」という表記を見かけることがある。事件の容疑者の属性として記されることが多いが、この「自称」という表記にする基準はどのあたりにあるのだろう。

客観的に見れば限りなく無職に近い状態なのに、あくまで特定の職業であると言い張っている。「俺は作家だ」と言っているが、「どんな本、出したの?」と訊くと口ごもるといった、なんとなく怪しい感じがある。以上のような場合に、適用されるようなイメージがある。まだ確認がとれていないときに、暫定措置として警察発表では「自称」とされるのだろうか。

自称というと、うさんくさい臭いがプンプンするが、元々クリエイティブな仕事を生業とする職業人が売れていない状態にある時は、堂々と自称するしかないというのも事実だろう。むろん、犯罪を起こしてはいけないが。

また、「あなたの仕事は?」と訊かれて、「会社員やってます」としか答えられない人というのも、今の時代いくらなんでもそれじゃいかんでしょ感にあふれている。

今後、さらに激変すると予想される労働環境の中では、職業を自称する人々がますます増加すると思われる。それはたとえば、次のような自称だ。自称タレント、自称経営者、自称画家、自称グラビアアイドル、自称大学教授、自称デザイナー、自称プロレスラー、自称自衛隊員、自称某国工作員、自称代議士、自称弁護士、自称僧侶、自称変質者、自称学生、自称結婚詐欺師、自称経営コンサルタント、自称赤穂浪士、自称革命戦士、自称ファイナンシャルプランナー、自称宗教指導者、自称ならずもの、自称名乗るほどの者ではない、自称大阪城城主(上沼恵美子か?)、自称四年富士川の戦い、自称白馬の王子様、自称金星人、自称ゾンビ。

自称に貴賤なし。胸を張って、自称しよう。

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2005年04月23日

シェークスピアの肖像

■シェークスピア肖像画、実は死後200年の作品 (asahi.com)

英国の国立肖像画美術館は21日、文豪シェークスピア(1564~1616年)の生存中の作とされる肖像画の描かれた時期が、死後約200年後の19世紀前半だったと確認したことを明らかにした。同美術館は他の二つの肖像画も分析中。英メディアは、世界に流布された「はげ頭にひげ面」の印象が変わりかねない、と指摘している。

日本でいえば、鶴屋南北〔1755-1829〕の肖像画を200年を経た今になって描くようなものか。もうイメージだけで描いてるね、間違いない。だけど、シェークスピアはもうあの顔として刷り込まれちゃってるから、修正できんだろ。奥さんに否定された西郷どんの銅像みたいだ。

肖像画って、元々かなりいい加減なものだと思う。雇われ画家なんかは、雇い主をそう悪くは描けないだろうし。三方ヶ原で敗れた時の、変ちくりんな顔の肖像画を残した徳川家康はえらい。

大村益次郎の額の長さを測ってみたい。

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2005年04月22日

コドナ藝術大学

4334032478千住博の美術の授業 絵を描く悦び (光文社新書)
千住 博
光文社 2004-05-15

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「第27回日本文化デザイン会議なごや・せと」が、5月14日(土)~15日(日)に開催される。議長は、画家の千住博氏。テーマは、「コドナ藝術大学開校!」。

公式サイトの議長メッセージによれば、コドナとはコドモとオトナの真ん中の意味だそうだ。若い人たちが芸術を通して、イマジネーション、クリエイション、コミュニケーションを呼び覚ますことが目的みたいだ。

内容はとてもユニーク。講師も錚々たる面々だ。面白いところでは、しりあがり寿、八谷和彦、広瀬光治、森村泰昌、千葉麗子。地元の文化人代表として、つボイノリオの名前もあってなんかうれしい。

それにしても、千住家というのは凄い一家だなあ。

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2005年04月21日

抱きしめる、という会話。

僕は今年も、「大人をもっと抱きしめよう」というキャンペーンを(個人的に)行っています。抱きしめたり、抱きしめられたりしたことのない大人が、どうして子どもを抱きしめられるでしょうか。本当に抱きしめられなきゃならないのは、実は大人の方ではありませんか。

疑心暗鬼はもうやめて、今はやさしく抱きしめましょう。セクハラみたいな暴力的なのはお断り。互いのこころの鼓動を、ホットシンクさせましょう。

大人をもっと抱きしめてあげてください。

そういうわけだから、姉ちゃん、ハグしよ、ハグ。いつ、何時、誰の挑戦でも受けるぞ。(こら、こら)

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2005年04月20日

Opera 8

”第三のブラウザ”こと、Operaの最新バージョン、Opera 8 正式版(英語)が発表された。ダウンロードして、早速使ってみる。

まず、前回のバージョンで不満点だった、起動の遅さが解消されている。また、今回のバージョンがウリとしている、描画の速さは確かに実感できる。ブロードバンド表示に慣れてしまった眼からみれば、それほど劇的な感じはないものの、快適さは前回のバージョンより確実に向上している。

とはいえ、見た目は前回とほとんど変わっていないので、地味なバージョンアップではある。セキュリティの強化は外部からはわからないし、目玉となるような新機能もない。Operaはシンプルさがいいのだから、バージョンアップするたびに余計な機能を増やしていくという方向にいかないところはとても評価している。ただ、新しいユーザーを取り込んでいくだけのアピールする力としては弱いようで、大丈夫かなと思う。

難点としては、メモリ喰いのブラウザであること。「紙」のようなOpera未対応のソフトは使えないこと。

細かな点としては、設定方法が前回までとは異なり、戸惑う。英文を読みあげるボイス機能は、けっこう楽しい。

英語版なので日本語化する必要があるが、有志のご尽力もあって、それほど難しくない。ライブドアはどうもOperaの発展に熱心ではないようなので、日本語版の登場を待っているより、今すぐ使い始めた方がいいと思う。

Operaの情報収集に: FrontPage いつもここから

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2005年04月19日

アドビ帝国

■アドビ システムズ社がマクロメディア社を買収 (Adobe)

このニュースには驚いた。Adobeに欠けている部分の多くをMacromediaが持っているという点で、理想的に過ぎるほどの買収だ。多くの人が、あまりにAdobeが強くなってしまうことに懸念を抱いているのもさもありなん。帝国主義は勘弁してほしい。

ただソフトウェア業界は、オープンソース化、価格下落、フリーウェア傾向にあり、この流れはとまらないだろう。収益の確保が難しくなっていくことが予想される。当然、Adobeもその辺りのことは考えていて、今回の買収もその流れに対抗する戦略のひとつと思われる。

ところで、Adobeのソフトには、「Photoshop CS」に対しての「Photoshop Elements」のような廉価版がある。Macromediaの「Flash MX」にも、廉価版がほしい。ホント、たのんます。

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2005年04月18日

tonight and the rest of my life

B00004TTGFTonight and the Rest of My Life
Nina Gordon
Warner Bros. 2000-06-26

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ニナ・ゴードンは、元は"Veruca Salt"というオルタナ系ポップスロックバンドのメンバーの一人でしたが、突然脱退。ソロでの活動を開始した人です。

Veruca Salt時代のことはよく知らないのですが、ソロとしての1枚目となるこのアルバムはいい出来です。アルバムタイトルにもなっている「tonight and the rest of my life」は、メロディアスで美しい。ただ、それ以外の曲はアップテンポのポップスが中心になっています。

「now i can die」のPVを見たら、こちらが抱いていたさわやかな曲のイメージとは異なり、けっこうエロっぽい雰囲気でした。

公式サイトの近況では、レコーディングも順調のようです。2枚目のアルバムは、どういった感じになるのでしょうか。

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2005年04月17日

シュレーディンガーの猫

4569573908「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)
佐藤 勝彦
PHP研究所 2000-04

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量子論には、シュレーディンガーの猫というパラドックスがある。

鉄の箱の中に、放射性物質と放射線の検出装置、検出装置に連動した毒ガス発生装置を置く。放射性物質が原子核崩壊を起こすと放射線を出し、放射線を検出した検出装置は信号を毒ガス発生装置に送り、毒ガスを発生させる仕組みだ。そしてこの箱の中に生きた猫を入れて、ふたを閉じる。外からは箱の中がどうなっているかを知ることはできない。

そのまま、1時間、箱を放置しておく。もし放射性物質が原子核崩壊を起こせば、検出装置から毒ガス発生装置に信号がいき、毒ガスが発生、猫は死ぬ。1時間以内に、放射性物質が崩壊を起こす確率は50%。果たして、猫の運命はいかに?

1時間後、箱のふたを開ける前の猫を、量子論では「生きている状態」と「死んだ状態」が半分づつ重なり合っているものとして考える。猫が生きているか、死んでいるかは、箱のふたが開けられて初めて決定される。つまり、私たちが箱を開けて猫の状態を観測したと同時に、猫の生死が決まるという考え方である。

だが、猫の生死は私たちが箱を開ける開けないに関係なく決まっている、とするのが常識的な考え方ではないだろうか。それを量子論では、生きていて、なおかつ死んでいる猫が、観測されることによってどちらかの状態に決定されると考える。シュレーディンガーはこのパラドックスを使って、量子論への疑問を提示した。

そもそも、こうしたパラッドクスが生まれた背景には、光というものが波でありながら粒子であるという二重性をそなえているによる。必ずしも従来の常識の範囲内では理解できないところが、現代物理学の面白いところだ。

浦島太郎の話を思い出す。浦島は竜宮城で夢のような日々を過ごした後、故郷に帰ってくる。だが、故郷の風景もそこで生きる人たちもまったく変わってしまっている。浦島の想像した以上の、はるかな年月が過ぎ去ってしまっていた。

浦島は思う。経過した時間からいえば、俺は本来もう死んでいなければならない存在だ。だが、俺はまだこうして生きて歩いている。俺は誰なんだ?

昔話には書かれていないが、もしかすると彼は自分の墓を発見したかもしれない。もっと丁寧に探せば、自分の子孫も見つけられたかもしれない。意外にもこの世界で浦島は失踪したことにはなっておらず、魚釣りで生計を立て、結婚もし、子どももつくっている。そして、この時代の平均的な寿命でその生を終えたことになっている。浦島はふたたび思う。じゃあ、俺はいったい誰なんだ?

浦島は自分がシュレーディンガーの猫であることに気づく。俺は生きているし、死んでもいる。俺の生死はだれからも認められていないので、そういう存在として今ここにあるのだろう。

その時、彼の目にとまったのが、乙姫からわたされた箱だった。そうか。これを開ければ、俺が生きているか死んでいるか、決まるのだ。浦島は一瞬躊躇したが、すぐに心を決めた。ひもの帯を解き、箱を開ける。空間が歪む。箱の中に、こちらを見て驚愕する浦島の顔が見える。そうだったのか。俺は、

(終わり)

投稿者 オッズ : 22:00 | コメント (0) | トラックバック | 困惑物語

2005年04月16日

『半島を出よ』に興奮する

4344410017半島を出よ 下 (3) (幻冬舎文庫 む 1-26)
村上 龍
幻冬舎 2007-08

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「もっともらしい理屈や意見は平穏無事の時のことだ。いざとなると人間は卑怯か卑怯でないかに分かれる。なまじ知恵があったり学問のある上層の者が事変に無力になるのはそのためだ」(大石内蔵助 大佛次郎『赤穂浪士』より)

以前にも紹介した『半島を出よ』を読み終えた。力作という他はない。北朝鮮特殊部隊による福岡侵攻と、それによって露わになる日本の正体を描いた上巻。日本から見捨てられた福岡で繰り広げられる、異形の若者たちによる抵抗戦を描く下巻。そして上・下巻を通じて語られる、北朝鮮側からの視点。綿密な取材に裏打ちされた物語は、リアル感をもって迫ってくる。壮大で力強く、映像的な小説だ。

物語は、様々な立場の人物からの視点が入れ替わるようにして進行する。研ぎ澄まされた刃物のような凄みをみせる、北朝鮮エリートたち。彼らの軍事に特化された合理性は、場当たり的な日本政府の意志決定システムを圧倒し、あっさりと福岡占領を達成する。支配される側の、福岡の人間による視点からの描写は、息苦しくせつない。福岡の公務員が、北朝鮮側にむしろ積極的に協力しようとする姿は、芯となるべきものを持とうとしなかった戦後の日本人を象徴するようだ。

思えば、現代の日本は死や苦痛というものを限りなく排除することによって、成立している。マイナスイメージが付属するものに対しては、とりあえずなかったことにして、ただただ先を急いでいる。だが、日本が抱えている問題の深刻さに日本人はとっくに気づいており、隠蔽されているものがいつかすべて露わになるのではないかという不安に揺れている。そうなれば、冒頭に挙げた大石内蔵助の言葉ではないが、本性むきだしの動物的な世界にならざるをえない。他人の本性を見るのも嫌だし、自分自身の本性が露出されるのが何より怖い。

北朝鮮軍に抵抗する若者たちは、社会からいわば、なかったことにされてきた者たちだ。常に社会からの攻撃にさらされてきた存在だ。彼らは最初、今まで自分たちを攻撃してきた日本を叩きつぶそうとする、北朝鮮軍の側にシンパシーを抱く。だが、北朝鮮軍が日本の社会をはるかに超えるレベルで、異なる価値観を排除しようとする論理で動いていることに気づき、抵抗に立ち上がる。当然ながら、彼らは日本を守る、福岡を守るために立ち上がるわけではなく、自分たちのために立ち上がるのである。

つまりこれは、社会で居場所をなくしている若者たちへの、村上龍なりのメッセージと言えるかもしれない。生き延びよ、と。

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2005年04月15日

仕事とWinny

■秋田県湯沢市職員のPCがウイルス感染、Winnyで11,255人分の個人情報漏洩 (INTERNET Watch)

秋田県湯沢市は14日、ファイル交換ソフト「Winny」を通じて広まっているウイルスに市職員のPCが感染し、市民11,255人分の個人情報がインターネット上に流出していたことを公表した。湯沢市は、3月22日に旧湯沢市、稲川町、雄勝町、皆瀬村の4市町村の合併により誕生。漏洩が発覚した個人情報は、市民の人口(約57,000人)の約5分の1にあたる。

ひどい話だ。だが、問題が表面化していないだけで、仕事のPCにWinnyをインストールしている人間は少なくなさそうだ。何が重要なのかが、よくわかっていないのだろう

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2005年04月14日

アルゼンチン化

3月までNHK教育で放送していた人間講座「『共生経済』が始まる~競争原理を超えて」で興味深かったのは、終盤近くの回に紹介された、新自由主義経済改革を推進したアルゼンチンと日本の経済動向を比較した内容だった。内橋克人氏と新潟大学経済学部教授の佐野誠氏の対談形式で行われた。

アルゼンチンでは、1970年代から新自由主義にもとづく経済改革が実施されている。最初は、軍事政権下のもとで1976年から開始された。投機的なブームが生まれ、やがてそれは通貨・金融危機に移行した。その結果、1980年代は低迷する経済のもとで、社会的な劣化が進んだ。

そして1991年、再び、より急進的な新自由主義経済改革がおこなわれる。それによって引き起こされたのは、かつてない規模の大量失業の発生だった。2001年末、通貨危機が起こり、為替管理、預金封鎖がおこなわれ、ついにアルゼンチン経済は破産に至った。

元々、「失われた十年」という言葉は、1980年代のラテン・アメリカ経済の混迷を表現した言葉だ。アルゼンチンはラテン・アメリカの中で、もっとも急進的に新自由主義経済改革をおこなった国である。

日本の新自由主義経済改革の流れは、1980年代から本格化した。金融が自由化され、国営企業が民営化される。消費税が導入される。さらに1990年代に入って規制緩和は一気に強化され、その改革は社会全般にわたった。これらの改革は、バブル経済を生み、そしてその崩壊によって生じたのは、社会経済的な劣化だった。

もちろんアルゼンチンと日本では、いくつかの点で状況が異なる部分はある。それは、国がちがうのだから当然だ。だが佐野氏は、アルゼンチンと日本に共通の病巣を見る。金融の自由化は、投機的なマネーゲームを引き起こし、それはいずれバブルに移行し、崩壊する。そしてその後は、深刻な社会経済的な劣化という状態に陥るという共通した流れだ。

以上が、放送で紹介されていた内容だ。つまり、日本は今もアルゼンチンがかつてたどった道を歩みつつあり、いずれは通貨危機、預金封鎖といった事態に遭遇するのではないかということを予感させる放送だった。

その放送で内橋氏と佐野氏と共著の本が出るといったことが言われていたが、まだ刊行されていないようだ。僕は佐野氏の話がもっと聞きたいので、その本が出るのを心待ちにしている。だがそれ以外でも、佐野氏の話は慶応大学SFCの授業の模様がネットで公開されていて、そこで視聴することができる。登録が必要なので、多少面倒ではあるが。

KEIO UNIVERSITY SFC GLOBAL CAMPUS (SFC-GC) リージョナルアナトミー論D

視聴される方は、第9回から入ってください。ちなみに、第10回の斎藤貴男氏の講演もおすすめです。

僕は、新自由主義というのはもう時代遅れなんじゃないかという思いを抱いている。必要な規制を、必要な分だけはかけるという姿勢が重要ではないだろうか。ただ佐野氏によると、新自由主義路線を継承しつつ、それを補正するようなかたちの改革では限界があるらしい。そうなるとかなり大規模に手を入れることが必要になるが、黒船、敗戦といった外的ショックなしでそうした自律的な社会改革をしたことがないこの国に、それが果たして可能か。そう考えると、やはり暗い未来図しか見えてこないのだが。

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2005年04月13日

タナカヒロシのすべて

数年前に知人から演説ビラを渡されて、初めて鳥肌実を知った。そのビラを見たときに思ったのが、いつかこういう人が出てくるんじゃないかとどこかで感じていて、やっぱり来たかという印象だった。

その鳥肌実主演の映画「タナカヒロシのすべて」という映画が上映される。主人公タナカヒロシの、誰にも干渉されず、平凡に暮らしたいという望みは僕自身の望みでもあり、その気持ちはすごくよくわかる。題材や出演者をみると期待できそうなので、あとは脚本の出来次第かな。

映画「タナカヒロシのすべて」公式サイト (音あり)

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2005年04月12日

検診のお誘い

■セックスレスの女性、子宮頸がんに注意を 筑波大調査 (asahi.com)

セックスレスの女性は、子宮頸(けい)がんに気づいたときには進行している場合が多い――。そんな実態が、筑波大の調査で明らかになった。日本産科婦人科学会で発表した。初期の子宮頸がんは症状がなく、セックスによる出血などがきっかけで気づく場合が多いためらしい。セックスレスの人ほど、検診を受ける必要がありそうだ。

子宮がんは、子宮頸がんと子宮体がんの2種類があります。以前は子宮頸がんが大半でしたが、近年、子宮体がんも増加傾向にあります。

これまで子宮頸がんは、30歳をすぎたら定期検診ということが言われていました。しかし、最近では20代の罹患者が増えており、2004年度からは検診対象が20歳以上に広げられました。これからは予防医学の時代です。女性の皆さんは、積極的に検診を受けましょう。

でもそうはいっても、検診を受ける時間的余裕がない、検診料がかさむ、彼氏が仕事で忙しい、旦那とうまくいっていないなどといった事情を抱えておられる方も少なくないかと存じます。そうした方たちの間で、がんが見過ごされ、大切な命が失われることになっては大変です。急速に進む少子化をくいとめるといった意味においても、そうした事態は大きな社会的損失です。

そこで、そういった女性のために、不肖ながらわたくし、検診のお手伝いをさせていただきたい。全身全霊を賭けて、早期発見のためにご協力させていただきます。もちろん無料です。女性のからだのことを真剣に思うゆえの、あくまで純粋な申し出です。イノセンスです。邪心などこれっぽっちもございません。

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2005年04月11日

ストッパー

4877287434もう一度、投げたかった―炎のストッパー津田恒美最後の闘い (幻冬舎文庫)
山登 義明
幻冬舎 1999-06

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プロ野球のセ・リーグが開幕して10日ほどたつ。最も印象に残ったのは、巨人のミセリと横浜の佐々木という期待されていたストッパー二人の誤算だった。

ストッパーの不振は、勝ち試合を落とすことにつながり、チームの士気を低下させる。また信頼できるストッパーがいないと、監督は投手のやりくりにより難しい判断を迫られ、試合全体への目配りが低下する可能性がある。結果としてそれは、采配に影響を及ぼす。今さらストッパーの重要性を繰り返し述べる必要はないが、巨人は今年もストッパーをつくれずに終わるのだろうか。

僕がプロ野球を観るようになったのは、ストッパー牛島和彦の投球に魅せられたからだった。だから今年は、中日ファンの自分としても、牛島監督の横浜にもがんばってほしいという複雑な気持ちでいる。

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2005年04月10日

ICF-M770V

ICF-M770V

SONYのラジオ、ICF-M770Vを買う。TV(1~12ch)・FM・AMが聴ける。このラジオを買った理由は、語学講座の録音のため。また、混信なく安定した受信ができるラジオが欲しかったためだ。(本ブログの記事参照)

PLLシンセサイザー搭載のおかげで、とても安定した受信ができる。ハイレベルな受信ができるラジオとしてはSONYのICF-EX5とPanasonicのRF-U99(生産完了)が二大巨頭のようだが、ICF-M770Vはそれらには及ばないものの、かなり高いレベルの受信が可能だ。遠距離の放送局をそれほど受信しないなら、十分な性能だと思う。

デジタルチューナーはつまみを慎重に回す必要がなく、とても便利。TV・FM・AMそれぞれ7局、計21局までプリセットが可能だ。自分にとっては十分なプリセット数だった。付属の電源コードを使って、コンセントから電源をとることもできる。電池の消耗が気になる人にはいいと思うが、電源コードから雑音を拾うので、僕はあまり使っていない。

ラジオをパソコンに録音する場合、パソコンの自動起動とともに、ラジオも自動起動にしておきたい。ICF-M770Vにはめざまし機能があり、設定した時刻になると自動的に電源が入る。その60分後には、自動的に電源が切れる。朝のめざましとしても使っているが、神経に障るアラームよりも、人の声や音楽でめざめるのは気持ちがいいものだと思うようになった。

おやすみタイマーは15分、30分、45分、60分の設定が可能で、その時間が経過すると自動的に電源が切れる。めざましもそうだが、タイマー機能はとても使い勝手がいい。表示窓はバックライトをつけることができる。本体後部には、持ち運ぶための取っ手がおさまっている。

枯れた製品といえば、ラジオほど枯れた製品はないかもしれない。デジタル家電にありがちな、使わない(使えない?)機能や操作部はなく、必要十分な機能がシンプルにまとめられている。レビューなのでひとつぐらいケチをつけたいが、今のところ機能的な不満はない。デザインが地味すぎるというのはあるが。

購入価格は8,200円(税別)。高いけど、価格に見合うだけの音質はある。モノラルとしては最高なのでは。SONYで今一番満足できる製品は、ウォークマンでもなく、PSPでもなく、ラジオよ。リメンバー・ソニー・スピリッツ。

さあて、小沢昭一的こころでも聴くか。

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2005年04月09日

suzanne vega tour

B000002GHBSolitude Standing
Suzanne Vega
A&M 1990-10-25

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名古屋今池のボトムラインでおこなわれた、スザンヌ・ヴェガのライブに行ってきた。

スザンヌは黒のベレー帽とジャケットで、ギターを抱えて登場。予想していたより、若い印象。昔の文学少女的な雰囲気は、依然としてあった。

ライブの感想を一言で言えば、とてもスザンヌらしいライブということにつきる。ベースのマイクとスザンヌの二人というシンプルな演奏。曲の始めにその曲について簡単なコメントを述べ、曲が終わると日本語で「ありがとう」と言う以外は、淡々と進んでいく。たまに軽いトークもはさまれるが。

照明も、クライマックスの「トムズ・ダイナー」や「ルカ」以外は変わらない。客の入りも8割ぐらいで、テーブルでドリンク飲みながらまったりと音楽を楽しむ感じ。大人の世界だ。そういえば観客も、若い頃に出会ったスザンヌをあらためていとおしむかのような、相応に年齢を重ねた人が多いような。おのれの事は差し置いて、言ってるが。

名古屋の観客は大人しいという印象があるが、今日にかんしてはそれもまたスザンヌのライブらしくていいと思った。スザンヌを聴く人は内省的な人というのは偏見に過ぎるだろうが、大盛り上がりだったら却って違和感があるだろう。

CDで聴くより、スザンヌの歌声とギターは力強く、聴く者に迫ってくる。数々の名曲を、経験を重ね、力強さを増したスザンヌの語りと演奏で聴くことができたのが何よりの収穫だった。

ライブの最後は、アンコールの「ローズマリー」で締め。とても素敵なライブで、永く記憶に残りそうだ。

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2005年04月08日

身内向けビデオ上映会

■身内向けのビデオを大勢で楽しむ上映会(上) (WIRED NEWS)

上映作品には、小学校のお粗末な学芸会から、生きたナマズの皮をはぐ白人労働者まで、ありとあらゆる映像が流される。企業の低質な研修ビデオや、ペニスポンプ[男性器を大きくする効果があるとされる道具]の使い方を写実的に説明するビデオもある。「どれも観客から最高の反応を得ている」と、主催者の1人、ジョー・ピケット氏は認める。「期待を裏切ることはない」

僕も会社の研修用ビデオを見せられたことがある。とてもくだらない。目が死んでいるおっさんが、自分の成功哲学(というか自慢)を延々と芸もなく話すという最低の内容だった。昔は自分も純真だったので、そんな内容でも拾えるものは拾っていこうみたいな前向きの姿勢があったが、今は耐えられないだろう。

上記の記事のような上映会は、是非日本でも開いてみたい。なかなかマスコミではとりあげられないような、地味な仕事や産業の解説ビデオにはとても興味がある。創価学会の友人が見せられているというビデオも、見てみたいと常々思っている。そういう場に出席すればいいのだけど、群衆心理ってやつで洗脳されちゃいそうなんで。一歩引いた目で見るのがいいやね。

昔、加藤茶と志村けんがやっていた番組で、視聴者が送ってきたビデオを鑑賞するというコーナーがあった。最初のうちは多様な作品が紹介されていたが、次第に子どもがドジるのを期待して待つ作品ばかりという、サディスティックな趣向に変わっていった。

日本で開く同種の上映会では、特定の傾向やジャンルに偏ることなく、いろいろな作品を紹介したい。問題は、ビデオをどのように集めるかだが。

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2005年04月07日

モバイルサイト

多くのパームサイトで告知されているように、4月30日にコンプマート大須モバイルサイトが閉店し、同日にPalm/PDA Users Meeting in Nagoyaが開催されます。

コンプマート大須モバイルサイトには、以前に一度だけ行ったことがあります。噂には聞いていましたが、PDA関連の品揃えの充実には驚かされました。僕が初めて英語版Palmを見たのも、この店でした。実際にその質感を見て、面倒な作業をもろともせず、購入しようとする人たちの気持ちがわかるような気がしました。値段はやはり敷居が高いと感じましたが。

英語版Palmを購入するとしたら、やはりモバイルサイトのような店で買いたいと思います。CLIE程度なら専門知識のないアルバイトばかりの量販店や通販でいいのですが、英語版Palmのようなハイカラな品は買った後に使いこなせるか不安なので、相談できる店員さんのいる店がほしい。CLIE亡き今こそ必要な店だと思いますが、まあこればっかりはどうしようもないですね。

CLIEといえば、生産完了まであと3ヶ月と迫ってきました。密かにTH55を確保しておきたいと考えている人はけっこういるんじゃないんでしょうか。VZ90という選択肢もありますが、あれを見るといつも「最後の機種がこれかよ」という思いが募ってくるんですよね。普通は生産完了となると価格は下落するものですが、TH55にかんしてはそれはないので、早めに手に入れておくのが賢いと言えましょう。

いつまでもあると思うな、親と金と店とCLIEってことで。

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2005年04月06日

衛星写真

B0009Q0JZ6エネミー・オブ・アメリカ 特別版
ジェリー・ブラッカイマー デビッド・マルコーニ
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2006-01-25

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■グーグル、地図サービスに衛星写真を追加 (CNET Japan)

Googleは、YahooやAsk Jeevesなど競合他社を出し抜くための動きとして、地図情報サービスに衛星写真技術を追加した。

 ユーザーは、この新しい衛星写真機能を使って、検索している場所の周辺を上空から撮影した写真も見ることができる。この機能の使い方は簡単で、住所を入力して「Satellite」リンクをクリックすれば周辺の写真が表示され、それを拡大表示させたり、カーソルを使って隣接するエリアに移動することも可能。

Google Mapsについては以前の記事で取り上げたが、新たに衛星写真が加えられた。CNET Japanの記事によると、買収した衛星写真会社の技術を使用しているという。

使い方はGoogle Mapsとほとんど変わらない。ツールバーで縮尺を変化させ、マウスのドラッグで表示したい地域を変える。広域写真なら、世界全域を見渡すことができる。アメリカの都市部ならば、地形の形状や建物が分かる詳細なレベルまでズームが可能だ。だが、詳細なレベルの写真が用意されていない地域でズームすると、「We're sorry,but we don't have imagery at this zoom level for this region.」というメッセージが表示されてしまう。

日本列島もあるレベルまでは、ズームして表示させることが可能だ。ちなみに竹島は小さすぎて表示できない。

地形の様子や、施設の密集状況がよく分かって、衛星写真は面白い。人間の営みを見守る、神の視点を手に入れたような微かな昂揚感がある。だが実際は自分自身が衛星から見られているのであり、その事実はちょっと怖い。

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2005年04月05日

狛犬盗難

■誰がなぜ? 神社の狛犬4対盗まれる 滋賀 (asahi.com)

2日午後5時45分ごろ、大津市下阪本6丁目の若宮神社本殿内が荒らされているのを、近くに住む氏子の男性が見つけ、大津署へ届けた。同署員らが調べたところ、同神社のほか、半径約250メートル以内にある三つの神社からいずれも木製の狛犬(こまいぬ)計4対(約100万円相当)が盗まれていた。同署が連続窃盗事件として調べている。

ダークサイドに堕ちたマニアによる犯行だろうか。本当のマニアなら盗むんじゃなくて、オリジナルの狛犬を造っちゃうくらいじゃないと。

狛犬といえば、狛犬ネット。「日本一○○な狛犬」が面白い。狛犬というより、地球外生命体としか思えないものも。

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2005年04月04日

東海発 バカルト紀行

4833101092東海発 バカルト紀行
大竹 敏之
風媒社 2004-06

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”バカルト”とは「おバカ」で「カルト」な観光施設を指す造語。しかし、ここでいう「おバカ」とは「とことんスゴイ」という意味で使用されており、全体的には「すっごく個性的」という意味。

というのが、本の帯に書かれている”バカルト”の用語解説。代表的なのが、秘宝館。この本は、東海地方(一部、北陸地方も)のバカルトを多数、紹介している。

東海地方に住んで長いが、初めて聞く場所も多い。また、今まで単なる観光施設としてしか見ていなくて、バカルトとして認識していなかったところもあった。

バカルトとして認識していたのは、桃太郎神社、田縣神社、コスモアイル羽咋、秘宝館ぐらい。言われてみれば、というのが関ヶ原ウォーランド、お菓子の城、藤橋城、伊勢・安土桃山文化村。実際に足を運んだことのある場所もいくつか紹介されていた。

知的好奇心をくすぐるような文章と、バカルトによくマッチした味わいのあるマンガがいい感じ。名古屋人は「美宝堂の男のコって大きくなったな」という話題を必ず一度は口にしている、というのが笑える。

この本読んで、もう万博行ってる場合じゃない、五色園行かないと、という気分になった。ゴミアートの楽園として紹介されている場所も気になる。

バカルトがなくなっても、時代の流れと言われりゃそれまで。されど、すき間なき世は苦しけり。

東海発バカルト.com

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2005年04月03日

カラフルでいこう

4797328207プレゼンテーションの極意
川崎 和男
ソフトバンククリエイティブ 2005-06-29

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昨日のエントリーの関連で。

僕自身、色彩心理にはけっこう気をつかっている。以前は黒色を気にいっていて、服や身の回りの品を黒中心にしたこともあった。だが、家具を黒に統一して鬱病になったという人の話を聞いてから、あまり黒を選ばなくなった。自分が精神的に落ち込みやすいことを自覚しているので、なるべく明るい色を選び、周辺環境をカラフルにするようにしたのだ。

もちろん僕は男なので、カラフルといっても限界はある。周りからゲイと間違われる恐れもある。だが、明るい色を身につけたり、周りに配置することで、地の底に吸い込まれるような極端な気分の落ち込みはなくなった。感覚の話なので、正確に表現するのは難しいが。

美輪明宏が黒は死の色、と言うのを聞いたことがある。運気が低下するらしい。それはともかく、黒は色合わせが楽なのでつい選びがちだが、あまりそれに頼ると、色彩センスが育たないという危険はあるかもしれない。川崎和男は、自分の嫌いな色の下着を身につけてみろ、と言っていた。

カラフルでいきましょう。暗い世の中だから。

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2005年04月02日

オレンジと緑

■布団地の柄「攻撃心誘発」 半世紀ぶりデザイン見直し (中日新聞)

法務省矯正局によると、名古屋刑務所事件をきっかけに始めた受刑者処遇見直しの一環として昨年春、色彩心理やデザインの研究者らによる関東地方の刑務所視察を実施。研究者らは男性受刑者の布団地について「オレンジと緑という正反対の2色の色使いは使用者に緊張を強いる」「攻撃心を誘発する恐れがあり、室内での存在感も大きい」と批判し「睡眠には不適切」と結論付けた。

新聞にはその布団の写真も掲載されていたが、色彩心理云々はともかく、受刑者にはこれでも使わせておけ、というかのような投げやりなデザインという印象を受けた。最悪のセンスが具現化されたような色合いで、これを毎日使っていたら、自分が要らない人間に思えてきそうなおぞましい感じを覚えた。

これまで、刑務所には十分な関心が払われていたとは言い難い。そこには生々しい、むきだしの現実があり、人権という概念は存在はしていても、ともすれば機能しなくなる危険性に満ちている。そうした中での、こうした地道な環境の改善への取り組みは評価に値する。

残念なことながら、この国の治安は急速に悪化しつつあり、もっと悲しいことには、刑務所に居続けたいがために犯罪を繰り返す人がいる。今後も刑務所は大にぎわいだろう。だからといって、刑務所の環境をシビアにしたところで何の解決にもならない。更正できる環境をつくるということが、私たちの社会の安全にもつながっていく。

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2005年04月01日

四月馬鹿

今日も更新しますけど、今日はこんなブログ見てる場合じゃなくて、命短し恋せよ四月馬鹿なサイトを巡回しないと。もう数時間で日付変わっちゃいます。

でも毎年思うけど、見逃すともう見られないなんてもったいないな~。すごく時間のかかってそうなものもあるもの。でもこのはかなさがいいのかな。思い切った内容でも、ログとして残さないからアップできるというのもあるだろうし。

■リンク集 恒例! 4月1日エイプリルフール特集 (INTERNET Watch)

あ。Air Bonchiも聴かないと。

ああ、忙しい、忙しい(←これが嘘か)。

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