2007年09月13日

賢松寺

マジでお祓いしてたのか……。

「錯乱」安倍晋三首相の「四人の神」(週刊文春)

それにしても、重要な場面でことごとく判断を誤った様は、まるで朝倉義景のようだ……。

投稿者 オッズ : 11:05 | コメント (0) | トラックバック | news

2006年08月05日

燃えろよ燃えろ

岐阜県の裏金4億6600万円 94年当時、全組織で (中日新聞)

岐阜県庁の裏金問題で、県は3日、調査チームによる調査結果を公表した。県情報公開条例施行直前の1994年度当時、裏金づくりは県教育委員会を含む県全体で行われ、その総額は約4億6600万円と推計。現在の残高は約2億6500万円。調査チームは、県職員組合の管理口座などへの移し替えは当時の県幹部の指示と指摘。同口座に移し替えられずに職員らが保管していたうち約500万円は、職員らが処置に困って焼いたり捨てたりしたことも分かった。

今岐阜県では、県職員が組織ぐるみで多額の裏金工作をしていたことが発覚して、話題になっています。さらに処理に困った500万円は、焼いたり捨てられたりしたそうです。金を焼くなんて、昔の成金みたいね。っていうか、こらこらこら~っ。徴収する時はものすごくシビアなくせして、どういうことやねん。

僕なら燃やせと指示された金は、燃やしたことにして懐に入れるでしょうが、職務に忠実で倫理的な職員さんばかりでしょうから、そんなことは絶対しないと思います。間違いありません。

投稿者 オッズ : 09:19 | コメント (0) | トラックバック | news

2006年01月18日

繰り返される粉飾決算

アメリカでエンロン・ワールドコム事件が起きたとき、ああこういうことは日本でも起きるなと漠然と感じた人は少なくなかったのではないか。事実、昨年は西武鉄道・コクドとカネボウの粉飾決算が発覚した。それらの企業は経営の行き詰まりから粉飾決算を行ったが、急成長の企業でも粉飾決算が行われる場合がある。なぜなら、粉飾決算というのは、株価をつりあげ、大量の資金を調達するのに最も簡単で効果的な方法だからだ。

現在の株価は、伝統的な企業の株価は比較的安く、ベンチャー企業の株価は実体よりも高いとされる。ライブドアショックは、短期投資家の多いベンチャー市場に特に大きな影響を及ぼしている。

実際のところ、日本企業が行っている粉飾決算の実態はどれほどのものなのだろうか。もちろん、大半の企業は健全だろう。だが、表面に出ていない粉飾決算はまだまだライブドア以外にもあるのではないか。そういう見方が広がれば、影響はさらに拡大する。監査体制の改善やルールの厳格化が進めば、そういった疑惑の広がりを抑えられるが、現状はそういった方向には進んでいない。

投稿者 オッズ : 20:00 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年10月31日

ポストなんてどうでもいい

■障害者自立支援法が成立 福祉サービス一本化、1割負担 (asahi.com)

大臣なんて官僚の意向のままに動く人形にすぎないと疑っているので、今日のニュースで最も重要だと思ったのはこれ。悪法だと思いますよ。もっと注目されていいんじゃないでしょうか。誰でも障害者になる可能性があるんだから。

投稿者 オッズ : 20:11 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年10月15日

義理と認証

暗証番号を自分の生年月日などの他人から特定されやすいものにしておくと、キャッシュカード被害にあった時に、補償額が少なくなるというニュースがありましたね。

■「暗証番号記入」補償せず 全銀協が新ルール (中日新聞)

僕はランダムに生成された数字を使っているのですが、おかげで覚えにくくてしゃあない。ATMを使うとき、メモらず、自分の頭にたたきこんでおけとばかりに出かけるのですが、いざ入力の段となるとかなりの確率でエラーを返される。後ろに何人か並んでると、あせっちゃって思いつく数字を入れてみるんですが、どうしても合わない。結局、お金を降ろせず、とぼとぼとATMを後にしたこともあります。

後から確認すると、一箇所だけ微妙に数字がちがっている。記憶の中に、いつのまにか異質な数字が混入しているのです。落語の「時そば」のように、何かの作用が働いているのでしょう。

それにしても、暗証番号やパスワードって増える一方っす。パスワード管理ソフトを使いつつ、なんとか対処しとりますが、パスワード管理ソフトに管理されているパスワードを確認するためのパスワードを何かのはずみで忘れたら、どうなるんだろう。ひどく面倒なことになりそうだ。

だから、煩雑でなく、それでいて確実な認証技術が求められている。

■歩き方で本人確認する携帯――盗難対策の新技術 (WIRED NEWS)

フィンランド国立技術研究所(VTT)は13日(現地時間)、携帯電話などの盗難対策として、持ち主の歩き方で本人かどうか識別する技術を発表した。加速度センサーなどで歩行の特徴を計測し、別人と分かれば操作不能にする。製品化には時間がかかりそうだが、特許取得の手続きを開始した。

記事によれば、「購入後の最初の使用時に、本人の歩行データを記憶」するようなので、最初の設定の時に、緊張のあまり、競歩スタイルで歩いたり、欽ちゃん走りをしちゃうと、以後はそれと同じ歩き方をしないと携帯が使えなくなるということだ。

今、世界中で新しい認証技術が次々と生みだされている。たとえば、鼻くそを薬指でほじるといった、人それぞれの癖によって認証する方法。よく言うだじゃれによって認証する方法。幼少期のトラウマ体験を語ることで認証する方法。足の裏の臭いによって認証する方法。だが、どれもいまひとつ決め手に欠けるというのが現状のようだ。

投稿者 オッズ : 15:58 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年10月04日

十七人の愛人

■愛人17人の交際費に流用 約9億8千万円着服の敷島製パン組合元事務長 名古屋地裁で初公判 (中日新聞)

検察側は冒頭陳述で「被告は17人の愛人と交際し、横領した金を生活費として渡した」と指摘。「医院からの請求書を偽造するなどの手口で組合の口座から金を引き出したほか、保険料率を上げて入金額を増やしていた」などと述べた。

 また検察側は、被告が1990年から計約19億円を横領し「組合員を愛人の手当を出してくれるスポンサーと思い、罪悪感はなかった」と供述したことを明らかにし、愛人のうち2人がそれぞれ2億円以上を受け取ったと指摘した。

最近の横領事件って、金額が高騰してないか? 以前は何千万単位が多かったような気がするが、最近は億単位が主流のような。眼を血走らせた社員が、周囲を気にしつつ、震える手で札束をカバンに入れていくというのが古典的な横領のイメージなんだけど、最近のはわりとへっちゃらな感じで、魔が差したなんてレベルは遙かに超えちゃってる。今回の人は、”愛人の手当を出してくれるスポンサー”とか言ってるし。そんなスポンサーなら僕も随時募集中なので、お気軽にどうぞ。

この記事が目を引くのは、計約19億円という数字よりも、愛人の数17人という数字だろう。もう、スケジュールぎっしりですよ。ダブルブッキングには気をつけて。ドンファン気分でアバンチュールな夜に繰り出そう。

最後に勝つのは、愛人たちですけどね。

投稿者 オッズ : 21:15 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年10月02日

The Handbook for Bloggers and Cyber-Dissidents

■国境なき記者団、反体制派のブロガーに向けた手引書を発表 (CNET Japan)

フランスのパリに拠点を置く言論の自由の擁護団体「Reporters Without Borders(国境なき記者団:RWB)」は、ウェブに対する厳格な検閲を実施している中国やイランといった国々におけるブログの運営方法を記した手引書を発表した。

21世紀の幸徳秋水や大杉栄はブロガーだったりする?

言論の自由が護られるようになったのは、歴史的に見れば、ごく最近のこと。テロの頻発や治安の悪化は、国家管理の強化をまねき、言論統制の口実ともなりうる。今ごく自然に手にしている自由を、大切にしたい。

それにしても、中国やイランでの活動はきついだろうなあ。

投稿者 オッズ : 22:32 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年09月16日

技術の発達と能力の衰退

■携帯音楽プレーヤー、騒音性難聴の原因に (WIRED NEWS)

研究者たちは、普及が進む携帯音楽プレーヤーや携帯電話など、直接耳に付けて使用する機器が、若年層の難聴の原因になっていることを懸念している。

技術の発達で、携帯音楽プレイヤーは随分と高音質で使いやすいものになりました。しかし、音はどんどん良くなっているけど、肝心の音を受けとる感覚器はどんどん悪くなっているという記事。

僕も時々、キーンという音が聞こえる。たぶん、アラレちゃんが通り過ぎたのだろう。

メインケ助教授は、昨年12月に発表されたボストン小児病院の研究者による研究が目安になると語る。この研究では、音楽プレーヤーの最大音量の60%で毎日1時間、ヘッドホンを使って聴いている程度なら比較的安全だとしている。

 他の方法で聴覚を維持するよう勧める専門家もいる――たとえば、大きな音の出るスピーカーには近づかない、職場や家庭、レクリエーションで騒音の出る機械類を使う時は耳栓を使う、などだ。

 しかし、デポール大学のデイさんは――メイヨー・クリニックのドリスコール博士や他の医師が提案するように――耳栓を持ち歩こうと考えたことは一度もない、と話す。

 「それなら、コンサート会場の入り口で耳栓を配ってはどうだろう? 使う人が増えるのではないか? そういう人もいると思う」とドリスコール博士。

ヘッドフォンやイヤフォンの音量の上げすぎに注意ってことですね。しかし、ロック・コンサートに耳栓を使うのは、全然ロックじゃないな~。

ところで、最近は映像もどんどん高画質になってますね。でも、視覚情報を受け取る、肝心の眼の能力は落ちてきてるんじゃないのかな。パソコンが日常的に使われるようになってからは、特に。

投稿者 オッズ : 22:01 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年07月04日

なめてはいけない

■郵政資料に『主婦・高齢者IQ低い』 (東京新聞)

郵政民営化に関する政府の広報をめぐり、主婦や高齢者、失業者らは知能指数(IQ)が低い-との企業のプレゼンテーション資料が作られていた問題で、細田博之官房長官(男女共同参画担当相)は四日、「不適切だ」と述べ、政府の不手際を事実上、認めた。南野知恵子法相も「行政として容認できない」と述べたが、これまで「人権侵害ではない」としてきただけに、政府の人権感覚の鈍さが問われそうだ。ともに、衆院「郵政民営化に関する特別委」での原口一博議員(民主)に対する答弁。

自分が応援した人が、自分のことを見下していたら悲しいね。主婦・高齢者・失業者といった人たちの中には、政権発足当初は特に、多少なりとも小泉政権に期待した人も少なくなかったと思われる。その仕打ちというか、本音がこれです。「知能指数が低い」呼ばわりされた人たちは怒ったほうがいい。

「知能指数が低い」人を洗脳するべく作成された「郵政民営化ってそうだった通信」。僕も以前に読みましたが、これを読んで影響される人っているのかな? 民営化のメリットばかりが書かれていて、デメリットにはまったく触れてないのが、まずうさんくさい。また民営化すれば郵便局がコンビニのように便利になります、といったバラ色の未来が待っている的な表現は、バブル崩壊を経験して未来というものに対して世界一懐疑的になってしまった日本人にとって、とうに過去の遺物となっている。見識をもった市民ばかりではないにしろ、いくらなんでもこれはなめすぎ。人をあまりなめていると、必ずしっぺ返しがありますよ。

投稿者 オッズ : 22:54 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年06月17日

暴力

■情報誌公費支出訴訟:知事らの上告棄却 住民の情報公開請求認める /岐阜 (MSN-Mainichi INTERACTIVE)

県が95~97年の3年間、政治団体などが出版する情報誌を公費で購読していた問題を巡り、山県市の住民グループが知事や県教育委員会を相手取って誌名や支出関連書類の情報公開を求めていた訴訟で、最高裁第3小法廷(藤田宙靖裁判長)は16日までに、住民側主張を認めた名古屋高裁判決を支持し、知事らの上告棄却を決定した。知事側の敗訴が確定した。

これは大変な話なんですね。「政治団体などが出版する情報誌」と書かれていますが、実際には暴力団関係の団体が出版している情報誌と思われ、その資金源になっていたわけですから。

こうした情報誌を購読させて自らの資金源にするやり方は、映画「金融腐蝕列島 呪縛」にも描かれています。大手銀行の中堅行員である役所広司は、銀行と闇社会の関係を断ち切るため、すべての情報誌の購読を拒否します。同僚はその決断は危険だとして、ある情報誌だけは購読を継続するよう彼に言いますが、彼は聞き入れません。その後、銀行には大量の脅迫文書が送りつけられ、行員への銃撃事件が発生します。役所自身も怪しい男につけられるなど、命の危険を感じる日々をおくることになります。

日本の企業や銀行と闇社会との関係についてはあまり表沙汰に語られることはありませんが、非常に根深いものがあると思われます。不良債権に闇社会が深く関与していたことは有名ですが、不良債権処理が進んだことによって、健全な経済活動は実現されたのでしょうか。残念ながら、そう簡単な話ではなさそうです。

上記の記事では、行政の姿勢が問われています。岐阜はのどかなところですが、時々産廃問題などで闇社会の影がちらつくことがあります。毅然とした対応を、というのは口で言うのは簡単ですが、実際におこなうには勇気が要ります。行政というのはどのような相手であっても対応せねばならず、相手によっては当然怖さもあるわけです。その恐怖につけこまれた結果が、公費による情報誌の購読だったのでしょう。

こういった都合の悪い事実を表に出したくないというのは、組織としての本能といってよいでしょう。ですが、得策とは思えません。闇社会はこちらのウイークポイントをめざとく突いてきます。都合の悪い情報をネタに揺さぶりをかけてくるのが彼らの手口です。どこかで立ち向かわない限り、搾り取られ続けることになるでしょう。

不当な暴力にどう対処するか。そんなことを普段は考える必要がありません。でもそういった不愉快なことに、一生無縁でいられる人というのもまた少ないでしょう。日本は平和なので、暴力にどう立ち向かえばよいのかわからないというのが今の日本人なのではないでしょうか。そうした平和な人たちばかりという環境は、暴力をためらわない人たちにとっては天国ともいえる世界になっているのかもしれません。

右の人たちは外国からの暴力を、左の人たちは国家による暴力を強調する傾向があるように感じますが、そんな大きな存在でなくても身近なところに暴力はいくらでも存在しています。そういった暴力を市民の連携によって排除していく、それがこれからの日本にとって裏テーマになっていくのではないかと思います。

投稿者 オッズ : 22:31 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年06月10日

アメリカ

■米政府、早期警戒情報の供与に難色 MD整備支障も (中日新聞)

日米両国が二〇〇七年度末に配備開始予定のミサイル防衛(MD)の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)のため、米国の衛星がとらえた早期警戒情報をイージス艦で受信するシステムを、米政府が日本側への供与に難色を示していることが八日分かった。複数の日米関係筋が明らかにした。 米側が難色を示している理由は明らかでない。日本政府が憲法で禁じられている集団的自衛権の行使に関し「MDは第三国の防衛のためでなく問題ない」と発言、自国の防衛のみを対象としていることへの批判や、最先端技術移転への懸念が米国内にある可能性がある。

現在の日本の外交は、言うまでもなく日米同盟重視だ。アジアやロシアとの関係が思わしくないため、よりその姿勢は強まっている。日本がこれだけアメリカとの連携を重視する背景には、対北朝鮮という要因がある。戦後最高の蜜月状態にあるとされる日米関係。だがこの記事からは、アメリカは甘くないという印象を受ける。

アメリカという国をどう思うか。僕自身は複雑な感情をいだいている。もちろん、親近感はある。少なくとも中国やロシアよりは信用できそうな気がする。だが9・11以降、明らかにアメリカは変わった。自国重視の立場を過激に示すようになった。アメリカが唱える”自由”という概念を、我々は正確に理解できているのだろうか。アメリカの”自由”には、容赦のない、苛烈な意味が含まれているのを見逃してはいないだろうか。

いや、アメリカの容赦のなさは理解しては居なくても、どこかで感じている。親近感の奥には、恐怖が隠されているからだ。「本当に怖いのは北朝鮮や中国じゃない。怒らせたら本当に怖いのは、ウッ」としゃべろうとすると、背後からどっかから飛んできた矢が打ち込まれるような恐ろしさがある。ロッキード事件は親アジア派の田中角栄を失脚させるためのアメリカの陰謀だった、といったことが語られるのはそういった心情によるものではないだろうか。

日本もかなり無理をしてイラクに自衛隊を派遣するなどいろいろ尽くしてはいるが、アメリカはこちらの期待に簡単にこたえてくれる相手ではない。アメリカと中国というしたたかな相手に囲まれて、これまで通りの外交を続けていくならば、日本の国際的立場は沈下していくにちがいない。

投稿者 オッズ : 21:50 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年05月04日

JR脱線事故

尼崎のJR脱線事故の原因はなかなか特定されないようだ。報道は日々続いているが、本当のことがわかるには時間がかかる。それまで、事故のことを忘れないようにしたい。

この事故で思うこと。ひとつは、2007年問題とよばれる団塊の世代の大量退職のこと。バブル崩壊以降、企業は新卒採用を抑制し、人材を長期的なスタンスで育成してこなかった。その余裕がなかった。そのため、年齢構成に歪みがでている。JR西日本では、30代の社員が極端に少ないことが報道されている。そうした中で、どのように技術と知識を次の世代に継承していくか。その過渡期をどう乗り切るか。

もうひとつは、この事故の教訓として、効率ばかりを追求していいのかという声もあがっているが、スローライフ的な方向にはおそらく進まないだろうな、ということ。むしろこの事故は、車両自動化への本格的な取り組みのきっかけとなるのではないか。JRの事故対応はすでに機械的であるが。

投稿者 オッズ : 22:26 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年04月27日

理想の上司

4166601105「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)
谷岡 一郎
文藝春秋 2000-06

by G-Tools

■理想の上司、ヤクルト古田と黒木瞳 (nikkansports.com)

今年の新入社員を対象にした理想の上司の調査で、男性上司としては2000安打を達成したヤクルト古田敦也捕手(39)、女性では女優の黒木瞳(44)がそれぞれ1位に選ばれた。調査を行った産業能率大学が26日発表した。

今、『「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ』という本を読んでいるが、この本によれば「社会調査の過半数は『ゴミ』」だそうである。サンプル数が極端に少なかったり、結果を誘導するような恣意的な設問が用意されていたりする、信頼性に欠ける社会調査が少なくないからだという。

たしかにニュースにおいては、ほとんど毎日、何らかの調査結果が発表されており、明らかに過剰だ。また、素人目から見ても怪しいと感じる調査も時々見かける。だが日頃は調査状況などの詳細をチェックすることはあまりないので、結果だけを見て納得し、騙されていることも僕自身あると思う。

そうした調査の信頼性とは別に、そもそもなぜこの調査をする必要があるのかという意図がわからないものもある。たとえば、上記の「理想の上司」を書かせる調査がそうだ。調査を実施した産能大のサイトでの調査報告をみても、そうした調査をする理由については書かれていない。推測するならば、今年の新入社員の意識を知ることで、彼らとどのように接していけばよいのか、どう教育していくかといったことについての手がかりを得るためということだろうか。だが実際に調査結果をみれば、この結果から何かを汲み取れるとも思えないのだが。

類似の調査で、最近発表された東京商工会議所の調査では、理想の社長像の第1位は堀江貴文。この東京商工会議所の調査は、産能大の調査よりも新入社員の意識把握に熱心な姿勢がうかがわれるが、理想の社長像を問う設問だけが軽い感じで、違和感がある。大体、こうした設問をしたところで、その時々の時の人が並ぶだけだろう。

まあ、話のネタとして受けとめればよいのだろうが、こんなどうでもいい調査をニュースにするメディアは危機感がなさすぎるのではないか。ニュースの枠には限りがあり、くだらない話題をとりあげれば、地味であっても大切なニュースは切り捨てられてしまう。視聴者や読者に媚びるような、予定調和の報道姿勢を続けている限り、マスコミの衰勢は止まらない。

投稿者 オッズ : 22:33 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年04月26日

phantom

■Opera CEO、大西洋横断のチャレンジ終了 (ITmedia)

「Opera 8がリリースから4日間で100万ダウンロードを達成したら、ノルウェーから米国に泳いで渡る」との公約通りノルウェーの海に踏み出したOpera Softwareのヨン・フォン・テッツナーCEOだが、そのチャレンジは2日目に終わりを告げた。

 特設ページの報告によれば、ノルウェー南部の海岸沖で、付き添いのPRマネジャー、エスキル・シルバートセン氏が乗っていたゴムボート「Phantom」号がパンクしたという。テッツナー氏はシルバートセン氏を救助し、そこでチャレンジは中断された。2日目の行程が始まっておよそ1時間後のことだった。

Operaの特設ページでは、偶然に撮影された救出劇の写真がみられる。

プロレスだったか!

投稿者 オッズ : 23:29 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年04月23日

シェークスピアの肖像

■シェークスピア肖像画、実は死後200年の作品 (asahi.com)

英国の国立肖像画美術館は21日、文豪シェークスピア(1564~1616年)の生存中の作とされる肖像画の描かれた時期が、死後約200年後の19世紀前半だったと確認したことを明らかにした。同美術館は他の二つの肖像画も分析中。英メディアは、世界に流布された「はげ頭にひげ面」の印象が変わりかねない、と指摘している。

日本でいえば、鶴屋南北〔1755-1829〕の肖像画を200年を経た今になって描くようなものか。もうイメージだけで描いてるね、間違いない。だけど、シェークスピアはもうあの顔として刷り込まれちゃってるから、修正できんだろ。奥さんに否定された西郷どんの銅像みたいだ。

肖像画って、元々かなりいい加減なものだと思う。雇われ画家なんかは、雇い主をそう悪くは描けないだろうし。三方ヶ原で敗れた時の、変ちくりんな顔の肖像画を残した徳川家康はえらい。

大村益次郎の額の長さを測ってみたい。

投稿者 オッズ : 22:13 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年04月19日

アドビ帝国

■アドビ システムズ社がマクロメディア社を買収 (Adobe)

このニュースには驚いた。Adobeに欠けている部分の多くをMacromediaが持っているという点で、理想的に過ぎるほどの買収だ。多くの人が、あまりにAdobeが強くなってしまうことに懸念を抱いているのもさもありなん。帝国主義は勘弁してほしい。

ただソフトウェア業界は、オープンソース化、価格下落、フリーウェア傾向にあり、この流れはとまらないだろう。収益の確保が難しくなっていくことが予想される。当然、Adobeもその辺りのことは考えていて、今回の買収もその流れに対抗する戦略のひとつと思われる。

ところで、Adobeのソフトには、「Photoshop CS」に対しての「Photoshop Elements」のような廉価版がある。Macromediaの「Flash MX」にも、廉価版がほしい。ホント、たのんます。

投稿者 オッズ : 22:04 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年04月15日

仕事とWinny

■秋田県湯沢市職員のPCがウイルス感染、Winnyで11,255人分の個人情報漏洩 (INTERNET Watch)

秋田県湯沢市は14日、ファイル交換ソフト「Winny」を通じて広まっているウイルスに市職員のPCが感染し、市民11,255人分の個人情報がインターネット上に流出していたことを公表した。湯沢市は、3月22日に旧湯沢市、稲川町、雄勝町、皆瀬村の4市町村の合併により誕生。漏洩が発覚した個人情報は、市民の人口(約57,000人)の約5分の1にあたる。

ひどい話だ。だが、問題が表面化していないだけで、仕事のPCにWinnyをインストールしている人間は少なくなさそうだ。何が重要なのかが、よくわかっていないのだろう

投稿者 オッズ : 22:54 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年04月12日

検診のお誘い

■セックスレスの女性、子宮頸がんに注意を 筑波大調査 (asahi.com)

セックスレスの女性は、子宮頸(けい)がんに気づいたときには進行している場合が多い――。そんな実態が、筑波大の調査で明らかになった。日本産科婦人科学会で発表した。初期の子宮頸がんは症状がなく、セックスによる出血などがきっかけで気づく場合が多いためらしい。セックスレスの人ほど、検診を受ける必要がありそうだ。

子宮がんは、子宮頸がんと子宮体がんの2種類があります。以前は子宮頸がんが大半でしたが、近年、子宮体がんも増加傾向にあります。

これまで子宮頸がんは、30歳をすぎたら定期検診ということが言われていました。しかし、最近では20代の罹患者が増えており、2004年度からは検診対象が20歳以上に広げられました。これからは予防医学の時代です。女性の皆さんは、積極的に検診を受けましょう。

でもそうはいっても、検診を受ける時間的余裕がない、検診料がかさむ、彼氏が仕事で忙しい、旦那とうまくいっていないなどといった事情を抱えておられる方も少なくないかと存じます。そうした方たちの間で、がんが見過ごされ、大切な命が失われることになっては大変です。急速に進む少子化をくいとめるといった意味においても、そうした事態は大きな社会的損失です。

そこで、そういった女性のために、不肖ながらわたくし、検診のお手伝いをさせていただきたい。全身全霊を賭けて、早期発見のためにご協力させていただきます。もちろん無料です。女性のからだのことを真剣に思うゆえの、あくまで純粋な申し出です。イノセンスです。邪心などこれっぽっちもございません。

投稿者 オッズ : 22:50 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年04月08日

身内向けビデオ上映会

■身内向けのビデオを大勢で楽しむ上映会(上) (WIRED NEWS)

上映作品には、小学校のお粗末な学芸会から、生きたナマズの皮をはぐ白人労働者まで、ありとあらゆる映像が流される。企業の低質な研修ビデオや、ペニスポンプ[男性器を大きくする効果があるとされる道具]の使い方を写実的に説明するビデオもある。「どれも観客から最高の反応を得ている」と、主催者の1人、ジョー・ピケット氏は認める。「期待を裏切ることはない」

僕も会社の研修用ビデオを見せられたことがある。とてもくだらない。目が死んでいるおっさんが、自分の成功哲学(というか自慢)を延々と芸もなく話すという最低の内容だった。昔は自分も純真だったので、そんな内容でも拾えるものは拾っていこうみたいな前向きの姿勢があったが、今は耐えられないだろう。

上記の記事のような上映会は、是非日本でも開いてみたい。なかなかマスコミではとりあげられないような、地味な仕事や産業の解説ビデオにはとても興味がある。創価学会の友人が見せられているというビデオも、見てみたいと常々思っている。そういう場に出席すればいいのだけど、群衆心理ってやつで洗脳されちゃいそうなんで。一歩引いた目で見るのがいいやね。

昔、加藤茶と志村けんがやっていた番組で、視聴者が送ってきたビデオを鑑賞するというコーナーがあった。最初のうちは多様な作品が紹介されていたが、次第に子どもがドジるのを期待して待つ作品ばかりという、サディスティックな趣向に変わっていった。

日本で開く同種の上映会では、特定の傾向やジャンルに偏ることなく、いろいろな作品を紹介したい。問題は、ビデオをどのように集めるかだが。

投稿者 オッズ : 21:58 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年04月05日

狛犬盗難

■誰がなぜ? 神社の狛犬4対盗まれる 滋賀 (asahi.com)

2日午後5時45分ごろ、大津市下阪本6丁目の若宮神社本殿内が荒らされているのを、近くに住む氏子の男性が見つけ、大津署へ届けた。同署員らが調べたところ、同神社のほか、半径約250メートル以内にある三つの神社からいずれも木製の狛犬(こまいぬ)計4対(約100万円相当)が盗まれていた。同署が連続窃盗事件として調べている。

ダークサイドに堕ちたマニアによる犯行だろうか。本当のマニアなら盗むんじゃなくて、オリジナルの狛犬を造っちゃうくらいじゃないと。

狛犬といえば、狛犬ネット。「日本一○○な狛犬」が面白い。狛犬というより、地球外生命体としか思えないものも。

投稿者 オッズ : 21:50 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年04月02日

オレンジと緑

■布団地の柄「攻撃心誘発」 半世紀ぶりデザイン見直し (中日新聞)

法務省矯正局によると、名古屋刑務所事件をきっかけに始めた受刑者処遇見直しの一環として昨年春、色彩心理やデザインの研究者らによる関東地方の刑務所視察を実施。研究者らは男性受刑者の布団地について「オレンジと緑という正反対の2色の色使いは使用者に緊張を強いる」「攻撃心を誘発する恐れがあり、室内での存在感も大きい」と批判し「睡眠には不適切」と結論付けた。

新聞にはその布団の写真も掲載されていたが、色彩心理云々はともかく、受刑者にはこれでも使わせておけ、というかのような投げやりなデザインという印象を受けた。最悪のセンスが具現化されたような色合いで、これを毎日使っていたら、自分が要らない人間に思えてきそうなおぞましい感じを覚えた。

これまで、刑務所には十分な関心が払われていたとは言い難い。そこには生々しい、むきだしの現実があり、人権という概念は存在はしていても、ともすれば機能しなくなる危険性に満ちている。そうした中での、こうした地道な環境の改善への取り組みは評価に値する。

残念なことながら、この国の治安は急速に悪化しつつあり、もっと悲しいことには、刑務所に居続けたいがために犯罪を繰り返す人がいる。今後も刑務所は大にぎわいだろう。だからといって、刑務所の環境をシビアにしたところで何の解決にもならない。更正できる環境をつくるということが、私たちの社会の安全にもつながっていく。

投稿者 オッズ : 21:42 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年03月31日

日本の聖域

■派遣社員うつ症自殺、派遣先企業の責任も認定 (YOMIURI ON-LINE)

芝田俊文裁判長は「実際に働かせていたニコンにも、直接雇用していたネクスターにも、同等の責任がある」と述べ、両社に計約2500万円を支払うよう命じた。

 原告側の弁護士によると、派遣された社員の過労による健康被害を巡る訴訟で、派遣先企業の責任を認めた判決は初めて。

参考: 派遣社員過労自殺裁判

ニコンのデジカメ使ってますが、これが製造現場の現実ってやつですか。

労働問題、それが大企業関連である場合は特に、日本では聖域になっている。君子、危うきに近寄らず。マスコミは立派な君子揃い。だから、武富士も相変わらず元気いっぱい。

■週刊朝日へ武富士から5000万円 連載企画の編集協力費名目で (中日新聞)

朝日新聞社の「週刊朝日」が、連載企画記事の「編集協力費」として消費者金融大手の武富士(東京)から五千万円を受け取っていたことが三十日、分かった。朝日新聞社は「武富士とのタイアップ企画だった」としているが、記事に武富士の協力を示す記載などはなかった。

投稿者 オッズ : 21:32 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年03月24日

遺伝情報の修正

■メンデルの法則を覆す研究結果、米国の科学者チームが発表 (Wired News)

150年間、科学において不動の地位を保ってきた遺伝法則に疑問を投げかける研究結果が発表された。パーデュー大学の分子生物学者たちによると、植物は、親の世代が遺伝的な欠陥を持っていたとしても、正常に発達するために祖父母かそれ以前の世代から受け継いだ別の遺伝情報を選択することがあるという。 この論文を中心になってまとめたロバート・プルート準教授は、「つまり、遺伝はわれわれが考えていた以上に柔軟性を持っている可能性があるということだ」と述べた。

遺伝というシステムには、まだまだ知られざる部分がありそう。その合理性にあらためて驚かされることになるのかもしれない。

投稿者 オッズ : 19:57 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年03月18日

搾取するゾー、イチコロさ

開催を1週間後に控えた愛・地球博が、これまでにない盛り上がりをみせている。その中心となっているのは、弁当持ち込み禁止への反発の声だ。

■それでも弁当持ち込み禁止 万博協会、抗議にも譲らず (中日新聞)

愛・地球博(愛知万博)の会場に弁当の持ち込みが原則禁止される問題で、博覧会協会は十七日、記者会見し、持ち込み禁止の解除や緩和の考えがないことをあらためて強調した。食中毒対策を最大理由に挙げたが、過去の博覧会で食中毒の発生件数は少ない。また、会場内のコンビニ店には外で調理した弁当の販売を許可し、VIP(要人)用弁当は持ち込みを一部認めるといい、入場希望者の不満はさらに高まりそうだ。

万博協会は食中毒への懸念やテロへの警戒を理由に、会場への弁当類の持ち込み禁止を発表している。これに入場希望者の抗議が殺到しているのだ。

禁止される飲食物は、弁当、ペットボトル、瓶、缶類や酒類である。菓子や菓子パンはOK。調理パンはダメ。水筒はOK。バナナはお菓子に入りますか的な小学校の遠足気分。

菓子パンとお茶を入れた水筒を持参するのがいいかも。

会場内の飲食店の価格も発表された。3月18日付の中日新聞朝刊からそのメニューと価格を一部抜粋する。
仏料理「クイーン・アリス アクア」 コース3500-1万3000円
レストラン「ビア・ハーレ」 ドイツ風カレー1100円
「ビクトリアバーベキューガーデン」 スープパスタ800円
新聞上では、スープパスタが一番安い。それにしても……、どたけーよ!!!(「高い」の地方表現)

万博にご来場予定の皆さんは、豊かな懐をお忘れなく。
名古屋から会場へ行くには、一例として次のような料金が必要です。
名古屋→藤が丘 地下鉄 往復580円
藤が丘→万博会場 リニモ 往復680円
そして、入場当日券は4600円。

とはいえ、リニモには乗ってみたい。万博開催期間を避けて行ってみるかな。異様に駅が狭いらしいので。

投稿者 オッズ : 19:28 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年03月11日

遺伝子検査サービス

B000OPOBH4ガタカ
アンドリュー・ニコル
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2007-05-30

by G-Tools

■自宅で手軽にできる遺伝子検査サービスが増加 (WIRED NEWS)

インターネット上では、乳ガンから血液凝固にいたるまで、さまざまな病気への易罹患性(罹りやすさ)を判定するための検査を手がける企業が増加している。今から5年前にヒトゲノムの全塩基配列の地図が完成(日本語版記事)して以来、こうした企業は、その後毎日のように報告される、遺伝子に関する多くの発見を有効に活用している。

21世紀は、人体の解明が飛躍的に進むだろうと言われている。これまで治療不可能とされてきた病気が、遺伝子治療によって治療可能となる可能性も期待されている。

だが、遺伝子の解明によって、これまで想像もできなかったような問題が生まれつつある。本来、きわめて繊細に扱われなければならない遺伝子情報が、倫理の確立や法律上の議論を待たずに新ビジネスとしてがんがん進んでいく。上記記事の遺伝子検査サービスも、その信頼性や検査結果の扱われ方などを考えると危なっかしいものがあるが、検査を受けたいという人が多数いることも心情的には理解できる。

遺伝子カウンセラーは、米国内ではおよそ2000人しかいない。その大部分が妊婦に対する診断を行なっている。

「遺伝子カウンセラー」という職業が聞き慣れないものだったので、調べてみる。以下は、毎日新聞の記事から抜粋。

遺伝カウンセラーは、遺伝に関する悩みに応える専門家だ。遺伝病患者のQOL(生活の質)を高める工夫をしたり、患者や遺伝病を心配する人が出産を望む場合は、想定されるリスクを説明して判断を助ける。出生前診断、遺伝子診断、遺伝子治療など先端的な技術に関する知識に加え、高い倫理観や人間性も問われる。日本では職業として確立しておらず、医師が肩代わりしている。

遺伝子カウンセラーのような高い専門性を持った人材の必要性は認識されつつあると思うが、現実の状況ははるかにそれを追い越していく。その行き着く先は、やはり上の映画のようになるのだろうか。

投稿者 オッズ : 22:38 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年03月07日

ハワード・ストリンガー

■ソニー、新会長にストリンガー氏 ~出井会長、安藤社長、久夛良木副社長らは退任 (PC Watch)

ソニーは7日、臨時取締役会において、会長にハワード・ストリンガー現副会長、社長に中鉢良治現副社長を就任させる人事を内定した。ソニーの外国人トップは初。代表執行役副社長は伊原勝美現執行役副社長が就任する予定。

とても良い変化だと思う。トップに外国人が就任することは、グローバルカンパニーのソニーにはふさわしい変化だ。出井会長は注目に値する、高い理想をかかげて独自の戦略を推し進めた。だが理想に走りすぎ、それにともなう結果を出せなかった以上、退任はごく自然な流れだ。

ストリンガー氏は以前このブログでも取り上げたインタビュー記事から、現在ソニーが抱えている問題を的確に把握していることがうかがえる。失敗を事実として率直に受けとめることから、変化は始まる。ソニーの大企業病は深刻なので、相当の時間が必要かもしれないが、期待できるのではないか。

投稿者 オッズ : 22:27 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年02月28日

説明が足りない

■美浜、南知多「合併反対」が多数 名称問題は雲散霧消 (中日新聞)

愛知県美浜町と南知多町の合併の是非を問う両町の住民投票が二十七日それぞれ投票、即日開票され、両町とも「反対」が「賛成」を大きく上回った。中部国際空港の愛称にちなむ「南セントレア市」を含む新市名選定の住民アンケートも行われたが、合併自体が困難になり、名称問題は雲散霧消のかたちとなった。

反響の大きかった南セントレア騒動はこうして終わった。

自治体によっては合併に際して住民投票を実施しないところもある。それは住民投票を実施した場合、合併が破綻する可能性が決して低くないからだ。美浜・南知多合併にかんしては、名称選定の手法に住民が反発したことが大きい。だがこうした問題が起こらなくとも、住民投票で合併にノーを突きつけられる自治体も多い。

こうした結果を見て、行政の説明不足と解釈するルーチンワークが繰り返されている。だがもっと突っこんで語られるべきは説明の量ではなく、その手法についてだ。

各世帯に配られるパンフレット。たとえば郵政民営化についてのパンフレットでもいいのだが、それを読むとその政策のメリットがこれでもかと挙げられている。「いいことばっかじゃん、ならやっちゃえば」って、そんなパンフを読もうとするほどの知的なもしくは暇な人が考えるわきゃあない。すべての政策にはメリットとデメリットの両面があることぐらい誰でも知ってるのだから、デメリットを示そうとしないのは大きな誤りだ。

行政のおこなう説明会はもっと不毛だ。そこでおこなわれる説明会は意見交換ではなく、既定路線を本当に説明するだけなのだ。政策に変更、中止の可能性がありえる状態でなければ、説明会などおこなわれる意味がない。

つまり行政の説明手法は明らかに時代遅れで、人々の不信を増幅させている。

投稿者 オッズ : 22:00 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年02月21日

「合コン」メルマガ

■奈良県が「合コン」メルマガ、少子化対策で出会い支援 (YOMIURI ON-LINE)

県によると、4月から、県内のレストランやホテル、スポーツ施設などと協力して〈結婚応援団〉を結成。合コンやお見合いパーティー、スポーツ大会を企画してもらい、その日程や参加方法などを県のホームページ(HP)に登録した男女にメールマガジンで知らせる。新年度の当初予算案にPR費やHP作成費など1700万円を盛り込んだ。

笑ってはいけない。奈良県は本気だ。

プロポーズの言葉100選については「ふ~ん、そんなのやってるんだ」という感じで聞き流してしまっていたが、それがこの壮大なセックス奨励プロジェクトにつながっていたとは。

そりゃあね、結婚して、子供つくって、暖かい家庭を築いていく素晴らしさはわかりますよ。でもね、それができない事情をひとりひとり、それぞれ抱えて生きてるんですよ。何? そんな事情、知ったことではないって。老人が多くなるから、税金をおさめてくれる人が減ると困るからだって。そんな政府や自治体の事情こそ知ったことではないわ!

余計なお世話だ、って書こうとしたが、まあ、彼氏持ちとか冷やかし女を厳しく排除してくれるなら参加してやらんでもないかな(おい、おい)。やっぱり男女が恋愛関係になるには、それなりの場というものが必要なのかなと思うときもあるんでね。開放的になる村祭りとか(いつの時代の人?)。豪華客船のような閉鎖的空間なんかも、そういった関係を生みやすいらしい。同性だけの職場で、家と会社の往復ではいつまでたってもダメに決まってる。

ただ、個人的な問題に行政が介入することの違和感はぬぐいきれない。そもそも税金使ってやることかよ、とは思う。

投稿者 オッズ : 22:24 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年02月17日

どっちなの?

■NTTドコモ、PHS撤退報道を否定 (Internet Watch)

NTTドコモは、一部報道で報じられたPHS事業から撤退するとの内容を否定、「現在、何も決まっていない」とコメントした。

僕はDDI po…じゃなかったWILLCOM(なじめんなあ、この名前)ユーザーだが、競争相手がいないと料金が高止まりする恐れがあるので、NTTドコモには撤退してもらいたくない。

昨年の携帯電話の出荷台数などを見ていると、どうもみんな携帯にも飽きてきたんじゃないかと感じる。というか、そもそも買い換えばかりしなきゃならん製品っていうのもどうなんだろう。もうちょっと、バッテリーをなんとかしてくれ。

正直、音声端末としてはPHSは携帯に大きく水をあけられているが、屋外でのインターネット接続では依然として欠かせないツールだ(遅いけど)。京ぽんのように、独自に発展する方向もある。IP電話端末として進化する可能性もある。

だから、NTTドコモふんばれ。今の市場規模なら、2社までならなんとかなる(根拠はないが)。でも、赤字額がひどいからな……。

投稿者 オッズ : 22:11 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年02月10日

南セントレア消滅

■「南セントレア市」撤回 (中日新聞)

愛知県美浜町・南知多町法定合併協議会は9日、合併後の新市名を「南セントレア市」としていたのを見直し、名称について再協議することを決めた。先月27日の法定協で決定以降、町内外で巻き起こった批判の声に押された格好となった。

以前、このブログでも話題にした南セントレア市が撤回された。2月9日の中日新聞夕刊によると、今回の法定合併協議会には会場に入りきらないほどの人がつめかけたという。
「一度決定したことを変えるのは、この会議の権威と信頼を失うことになる。冷静に対応することが大事」といった意見もあった。
という突っこみ甲斐のある声も委員からはあがったらしいが、全体としては正常化されたといっていい。この騒ぎで、合併そのものが住民投票で否決されるのを協議会が恐れた結果と思われる。

美浜には、美浜という名にふさわしい美しい砂浜がある。吉川英治『新・平家物語』の挿絵などで有名な杉本健吉画伯の杉本美術館がある。南知多ピーチランドがある。みかんの産地としても有名だ。

南知多には、風呂場で殺された源義朝(義経の父)の墓などの史跡がある。夏には海水浴客でにぎわう。

最近は、美浜も南知多も観光では苦戦を強いられている。だが他の自治体と比べて、観光資源に恵まれた土地であることに変わりはない。

そんないいところなのだから、海も歴史も大切にしたほうがいい。何度か訪れたことがあるが、本当にそう思う。

投稿者 オッズ : 22:37 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年02月09日

絶滅が危惧される電子機器

■「絶滅が危惧される電子機器」発表される (WIRED NEWS)

こ、これは。まさかPDAのことをいってるのか!?

市民団体の『電子フロンティア財団』(EFF)はこのほど、「絶滅が危惧される電子機器」のリストを発表した。ファイル交換ソフト『モーフィアス』や『iPod』を列挙し、「映画業界や音楽産業の圧力で技術革新の芽がつぶされかねない」と警告している。一方、「絶滅から救われた成功例」として、ソニーのビデオレコーダー『ベータマックス』などを紹介した。

で、リストはこれ。な~んだ、そういう趣旨か。見出しだけ見て勘違いしてしまった。どうも最近PDAにかんしてはろくな話がないんでね。クリエ新機種という噂もどっかいっちゃたし。被害妄想にもなるわいな。

そういうわけで、上記のリストは著作権問題にからむものだ。ファイル交換ソフトや映像や音楽のコンテンツをコピーすることができるソフトが挙げられている。

著作権問題は利害や思想が対立する話なので、解決には困難がともなう。ただコンテンツを受け取る側として思うのは、コンテンツをつくった人に直接リターンできるようにしたいということ。現在は、仲介する人が不当に儲けすぎている。

対立ではなく、新技術と創造性の相乗効果を生みだしたい。

投稿者 オッズ : 22:28 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年02月01日

南セントレア狂騒曲

■合併新市名は「南セントレア」 (中日新聞)

新市の名称については、参考にするため昨年十二月に全国の小学生以上を対象に募り、「南知多市」「美南市」など約三百三十件が寄せられた。その中に「セントレア」はなかった。

美浜と南知多の合併なら、どちらかの地名を使えばそれでよさそうなものだ。実際、公募で一番多かったのも「南知多市」だ。だが思惑うずまく世間では、そう簡単にはいかないらしい。

合併協議会のサイトの協議会の概要を見ると、会長が美浜町長、副会長が南知多町長となっていて、すんなり南知多町にならないのは微妙な力関係が働いているのかなどと邪推してしまう。美浜の名がなくなって、南知多が残るのは面白くないなどという子供じみた意地でないことを祈るばかりだ。

首長の性質として、自分の代に役場を新設したり、立派な施設を創設したいという欲望があるので、新しい市も新しい名前でいきたいというクリエィティブ魂によるものか。そういう行政のクリエィティブ魂は、時として多額の借金を生んだり、いかんせんセンスが無いために世の失笑を買うことも少なくない。

だが問題は、こうしたことでも起こらぬ限り、地元の住民が合併に関心を寄せないことにあると思う。美浜町と南知多町の人口を合わせると約四万六千人。今回の全国に向けて公募した結果が、約三百三十件。住民の多くは、自分の住んでいる地名がどう変わるかなどということには関心がない。実際はどうあれ、その応募数を見て協議会がそう判断しても不思議ではない。

地方の住民が地域に関心を寄せる度合いは、年々下がっているように思える。それは、最近の首長選挙からも感じる。地域行政に関心を寄せない住民が多い地域は、今後の地域間競争の中で埋没していくだろう。

こうした地方の問題は、容易には解決しない。だが、「南セントレア」という名前を変えることは十分可能だ。

岐阜県海津郡の3町(海津町・平田町・南濃町)で、合併後の新しい市名がそれぞれの町名から一字づつとった「ひらなみ」に決定された。だがこれに反発した住民が署名活動を展開し、その熱意で「海津市」への変更が認められた。多くの人が関心をもてば行政もいい加減なことはできないし、一度決まったことでも変えることができる。もし、「南セントレア市」という地名に不満ならば、この事例を参考にしてはどうか。

投稿者 オッズ : 22:41 | コメント (0) | トラックバック | news

2005年01月29日

刑法第39条

■観劇中に男性刺殺 会社員不起訴処分名古屋地検 (YOMIURI ON-LINE)

同地検では、鑑定の結果、男性は心神喪失で責任能力はないと判断した。男性は措置入院した。 この男性は入院先で、自分を傷つけたり他人に害を及ぼしたりしないと認められたら退院し、社会に戻ってくる。その判断は、入院先の医者に任せられる。

刑法第39条
1. 心神喪失者の行為は、罰しない。
2. 心神耗弱者の行為は、その刑を軽減する。

日本の司法は多くの問題をかかえているが、その中でも最も重大なのはこの刑法第39条にかんする問題だ。その実態を明らかにしたのが、この本。

4101300518そして殺人者は野に放たれる (新潮文庫)
日垣 隆
新潮社 2006-10

by G-Tools

刑法第39条を熟知して、心神喪失をよそおう犯罪者。恣意的になされる精神鑑定。退院後も繰り返される再犯。そうした数々の事実に、冷水を浴びせられた気分になる。

この問題はわりと以前から取り上げられていたように思うが、どうして何の改革もなされないのだろうか。変えようという運動自体も盛り上がらないようにみえる。”人権派”弁護士は誰を守ろうとしているのか。

性犯罪者の動向を警察が把握していなかったり、どうも日本は犯罪者に優しい国という印象を受ける。

投稿者 オッズ : 22:28 | コメント (0) | トラックバック | news

2004年12月28日

アマゾン快進撃

■注文「1秒に32件」 米アマゾン、歳末商戦は過去最高 (asahi.com)

米インターネット小売り大手アマゾン・ドット・コムは27日、歳末商戦の11月25日から12月23日までの間の売上高が過去最高に達したと発表した。日本版を含む7つのウェブサイトの合計で、1日に最大280万件(1秒あたり32件)の注文が入ったという。

昔はこんな時期もあったアマゾンも今やオンラインショッピングの王道だ。自分自身も今年を振り返ってみると、アマゾンはかなり頻繁に利用している。エレクトロニクス製品も結構買っている。

なぜ自分がオンラインショッピングを頻繁に利用するようになったか考えてみると、以前ほどオンラインでの購入に抵抗がなくなったからだと思う。最初はオンラインで購入することにある種の怖さがあった。クレジットカード番号を入力したり、前払いで銀行振り込みにする時は特に。だから少しばかり料金を負担しても、代引きを選ぶことが多かった。

オンラインショッピングを利用する時、どの店舗を選ぶかという時に信頼性は重要な要素だ。料金は様々な比較サイトを使えば、どの店が安いか一目瞭然である。だがどんなに安くても、この店大丈夫か?と感じる店では購入しない。お金を振り込んだが店舗はどこへやらという事態はそうないだろうが、不良品にしっかり対応してくれるか、返品を認めるか、梱包がいい加減でないかといった点は気になる。

上記の記事では家電製品が書籍の売り上げを上回ったという記述もある。アマゾンには既存の家電量販店より安い製品もあるし、1500円以上の購入が送料無料というのも大きな魅力だ。信頼性でいうなら、もっと大きな強みがある。オンラインショッピングに慣れていない消費者は最初、価格の低い書籍の購入によってアマゾンの信頼性を試してみることができる。何回かアマゾンと取引するうちにアマゾンに信頼を置くようになり、より高額な商品の購入に踏み切ることができる。

家電製品を買うときには、まずネットで評判と相場を調べる。次に近くの家電量販店で実際にその商品を見てみる。この時、店頭での価格をネット上の相場と比較し、ポイント還元率や通販送料を含め、店頭で買うのとネットで買うのとどちらが有利か考えた上で最終的に決断する。こうした買い方が定着しつつあるようだ。

投稿者 オッズ : 22:58 | コメント (0) | トラックバック | news

2004年12月10日

徴兵制

■武部幹事長:「自衛隊に入ってサマワに行けば」教育問題で (毎日新聞)

自民党の武部勤幹事長は9日、東京都内で講演し、青少年の教育問題に関し「暴論かもしれないが、一度自衛隊に入ってサマワみたいなところに行き、緊張感を持って地元から感謝されて活動してみれば、3カ月ぐらいで、またたく間に変わるんじゃないか」と述べた。

武部氏はBSE問題の時にも失言を起こしているし、それ以外にも咎めるほどではなくても自ら頭の程度を示すかのような発言をくりかえしおこなっている。おそらく深い意図から発せられているわけではなく、思いついたことをそのまま口に出すような人なのだろう。政治家の資質としてそれはいかがなものかとは思うが、感性の首相にはお似合いの幹事長かもしれない。

だが、僕は暗い気持ちになる。物事に対して鋭い見方をするような人の中にも「ダメな奴は軍隊にでも送り込んでしっかりさせろ」といったことを軽く言う人がいる。注目していた人からそういう発言を聞くと、所詮この人はこの程度だったかとがっかりさせられる。どうして、軍隊というものにそういう教育効果を期待するのか。そういったことを言う人は一度でも軍隊に入ったことがあるのか。そういうことを言うのは、自衛隊の制服組経験者だけにしてもらいたい。

軍隊には教育効果は一切ない。軍隊は殺人を目的にする組織だ。軍隊がどういうところか、アブグレイブ収容所が教えてくれたではないか。どうして軍隊に過大な期待を抱くのか。どうしても軍隊を美化したい人は、フランスの外人部隊にでも入ったらどうか。(自衛隊は軍隊ではないのだから教育効果はあるなどという呑気な話にはつきあいきれません)

何より武部氏は、若い人に仕事がない日本をつくってしまったことに忸怩たる思いはないのか。さらに言えば、この程度の政治しか実現できなかったのは国民のレベルがその程度だったという何よりの証明だ。

若い人の現状については、次の文書が詳しい。

平成15年版 国民生活白書 ~デフレと生活-若年フリーターの現在(いま)~

フリーターの増加要因については、「フリーターが増加してきた背景としては、若年の就業意欲や職業能力が低下してきていることなど、若年自身に問題があることは否めない。しかし、正社員になりたかったにもかかわらずフリーターになった人が7割を超える現実を踏まえると、フリーターと正社員の間の意欲の差はもともと小さかったと考えられ、経済の低迷による労働需要の減少や企業の採用行動の変化によるところが大きいと考えられる」とはっきり書いている。フリーターの増加は企業側の事情が原因というのをまず認識すべきだろう。ニートの増加も背景はほぼ重なる。

最近は、就職希望の中高生に自衛隊の入隊を勧める学校もあるという。地方には彼らを受け入れられるような就職先がないからだ。政府は景気回復をしつこく言うが、ここ数年の税収の減少は目を覆うばかりだ。若者の就職が困難なのは、彼らが労働環境の悪化という戦場の最前線にいるからにすぎない。彼らの問題を自分のこととして受けとめられない人は、今はその戦場の後方に配置されているから平気なだけと思ったほうがいい。いずれその前線はあなたのところまで後退してくるはずだ。

投稿者 オッズ : 22:13 | コメント (0) | トラックバック | news

2004年12月03日

アジアのリーダー

■小泉・温家宝会談の全容判明 (NHKニュース)

国の経済力は、国際関係においての影響力や発言力を押し上げる力を持つ。上記の記事を読むと、経済において力をつけた中国の自信のほどがうかがえる。

靖国問題で日本側と中国側の主張の隔たりが大きいこともあって、もともとこの会談に日本側は消極的であったが、中国側からの提案によって実施された。外務省には関係改善のわずかな期待もあったようだが、その内容をみると中国側の厳しい姿勢ばかりが目立つ結果になっている。

ODA打ち切りについて
「そうした議論が国会などから出るのはわかるが、政府の責任者から出るのは理解しがたい」

靖国参拝について
「日本の指導者が適切に対応して欲しい」

原子力潜水艦の領海侵犯事件については
「チリで説明したとおり、この問題は終結すべきだ」

強気な温家宝首相の発言に対し、小泉首相は従来の説明をくり返すばかりで、言われっぱなしの感がある。

靖国参拝の是非という問題を超えて、もはや日本は引くに引けない立場に置かれてしまった。ここで参拝を取りやめることは、国の威信にかけてもできない相談だろう。

小泉首相の言葉には甘えがある。日本人的な「こちらの心情をおくみとりいただけないか」という思考が透けて見える。そういう思考は国内では通じても、アジアのリーダーたらんとする野心満々の中国に対しては通じない。

これは、説明をして理解を求めるなどという生易しい話ではない。「理解を求める」という言葉は、自己の主張を全面的に信頼しきった心から生まれる傲慢な言葉だ。ここには、相手の存在を無視する姿勢が存在する。小泉首相はそんな傲慢さを捨て去るべきだ。そして、靖国参拝が自分の信念であるならば、客観的な材料で構成された論理によって、その正当性を中国の前で証明しなくてはならない。日本人だけに通用する論理で話を進めても、事態は打開されない。

今まで日本は、その経済的成功によってアジアのリーダーとしての立場を得ていた。だが、10年を超える不況により経済は衰退し、同盟国のアメリカも様々な面で不安定感を増している。ここに中国がアジアのリーダーシップを握らんと台頭してきた。今、日本と中国はその立場を逆転させつつあるのかもしれない。

日本は懸命にこれまでのような影響力を維持しようとがんばっている。憲法改正はそのがんばりの最大のものだ。だが、僕にはそれが落ちていく国のあがきに思えてならない。なぜなら、問題はもっと根深いところにあるからだ。外交も満足におこなえない国をつくりあげてしまったシステムそのものにあるからだ。

中国の経済成長に関連した、こんなニュースも入ってきた。

■IBM、パソコン事業売却へ 中国大手と交渉と米紙報道(asahi.com)

投稿者 オッズ : 18:12 | コメント (0) | トラックバック | news

2004年11月18日

耳を疑う

僕はラジオでニュースを聴くことが多いが、その内容が自分の想像範囲を超えていると、「えっ、今なんて言うたん」って感じになる。アナウンサーは何事もなかったように次のニュースにすでに移っているので、こちらはかまいたちに襲われたような気分で取り残される。

具体的には、以下のニュース2件。

■乗用車が自転車を次々はねる 5人死傷、運転の男も重傷 (asahi.com)

「えっ、服を着てなかったって言わなかった? 全裸ってこと?」

■青森県三沢市長、暴力団幹部の通夜に香典 交際費から (asahi.com)

「えっ、暴力団員が町議をやっていた? そう聞こえたけど」

もしかして、この程度のことで驚いているのは僕が世間知らずだからか。自分自身が考えている以上に、世の中はヤバくなってきているのかも。そうなら…怖いな。

投稿者 オッズ : 19:48 | コメント (0) | トラックバック | news

2004年11月12日

物覚えが悪いのなら

■党首討論 「自衛隊が活動する地域は非戦闘地域」 首相 (Yahoo! News)

ブッシュ大統領から要らなくなった無線機をもらえばいいのに。

投稿者 オッズ : 19:46 | コメント (0) | トラックバック | news

2004年11月10日

国籍不明の潜水艦

■先島群島周辺に国籍不明の潜水艦 海上警備行動を発令 (asahi.com)

これは中国なんでしょうね。以前TBSの「報道特集」で、大隈半島に接近する中国潜水艦のことが放映されていました。防衛庁も危機感を抱いている様子。最近、露骨になってきてますね…。

投稿者 オッズ : 19:44 | コメント (0) | トラックバック | news

2004年11月06日

シビアな消費者

■BCN、2004年PC市場分析を発表 ~デジタル家電がPCの売上げに影響 (PC Watch)

「ユーザーが新製品にすぐ飛びつかなくなり、時間が経過して価格が下がってから購入するケースが増えてきた」というコメント。ここ数年、自分自身もそういう傾向にある。新製品を予約して発売日に買うということがほとんどなくなった。ネットでのユーザーの声を参考にしつつ、価格.comをにらみながら買い時をうかがうというケースが多い。新モデルが出たら、むしろ底値に近い旧モデルをねらう。

「失われた10年」とよばれた時期に、僕も消費者の一人として随分鍛えられた。無駄なモノは絶対、買わないという精神を養われた。品質や価格に対しての目も肥えた。

加えて、ネットで商品についての情報を豊富に得られるようになって、期待していたものとちがうということも以前より少なくなった。衝動買いも減って、買う前にネットで調べるという習慣がついた。100円ショップをうまく利用することも覚えたし、中古品やオークションの品に対して、以前は抱いていたような偏見も今はほとんどない。

賢い消費者になったといえば聞こえはいいが、有り体にいえばしみったれになった。これは私だけではないと思う。不況期で得られた経験値で、大半の日本人は消費者としてレベルアップした。

「デジタル景気」などという言葉に踊っていた人は実はほとんどいなかったのではないか。生産現場でデジタル家電にかかわっていた人たちもレベルアップした消費者も実際は冷静だった。騒いでいたのは経済マスコミだけ。

もう日本は中国とちがって成熟した市場なので、昔のようなある特定のモノに対して大きなムーブメントは起きない。いずれ、すべての産業がニッチ化するのかもしれない。

投稿者 オッズ : 18:00 | コメント (0) | トラックバック | news

2004年11月04日

無理が通れば道理ひっこむ

ブッシュが再選された。自国の若い兵士やイラク国民が死んでいくことには無関心でも、中絶・同性愛・銃規制のこととなると異様なまでに執着する人たちによって。9・11以降の危機的な状況によって社会が保守化したことも、ブッシュに有利に働いた。

アメリカのより一層の保守化はいよいよ狂気の色を帯びて、昏き時代を演出する。

投稿者 オッズ : 18:57 | コメント (0) | トラックバック | news

2004年11月03日

暫定票

暫定票なんてのが出てきた。今回は、これが開票の混乱を生んでいるようだ。前回のようにまた長期化するのだろうか。

大げさでなく、今回の選挙はアメリカの民主主義そのものが問われていると思う。だが、現在の状況がブッシュ優位であることは否めない。結局、福音派の天下になってしまうのか?

投稿者 オッズ : 22:54 | コメント (0) | トラックバック | news

アメリカ大統領選

開票作業が進められている。予想通り、激戦のようだ。

今回の選挙は、アメリカを完全に分断した選挙といわれる。まったく相容れない政治理念が衝突し、価値観そのものが異なる2つのアメリカが生まれた。

南北戦争時代からアメリカが最も恐れていたことは、合衆国が分裂することだった。ブッシュ、ケリーどちらが勝つにせよ、これまでの大統領選のように選挙終了後、勝者と敗者が手を携えて国家を発展させていくことができるかどうか。2つのアメリカの溝はきわめて深い。

日本にとってはブッシュのほうが得をするらしいが、ブッシュがあと4年間大統領として存在する世界を想像するとめまいがする。

投稿者 オッズ : 19:46 | コメント (0) | トラックバック | news

2004年10月31日

香田君を悼む

最近のニュースはこのお気楽なブログでとりあげるにはあまりに重いものが多いので、なるべく避けてきた。社会に対しての影響力など消しゴムのカスほどしかないこのブログでも、一応はある種の表現。まったく無責任ではいられない。だから、天皇制や難しい政治の問題や宗教や暴力団については大手マスコミの態度を見習って、なるべく立ち入らないつもりだ。

そうした態度をみんなが続けているうちに、日本の本質的な問題がどんどんやばくなっていく懸念はあるが、それらの問題はとことん根深く、複雑だ。ブログが新たなメディアとして市民の声を社会に反映するための武器となるという見方もあるが、インターネットは相変わらず攻撃的で右翼的な人間に親和している。ブログもすでにその賞味は過ぎ去り、「日記」「簡易ホームページ」としてのみの余生を考え始めている時期なのかもしれない。

話が逸れた。そういうわけで政治の問題はなるべく避けるつもりだが、どうしても書いておきたいことがあったので。

今日その死を報道された香田君については、冷ややかな見方をする人も多い。彼の愚かさへの疑問、誠にごもっとも。自己責任、その通り。

だけど僕は彼を悼まずにはいられない。自衛隊とかは関係ない。ただ、彼がなんだか「いい奴」に思えるから。

会ったこともない人の性格なんて、本当のところはわからない。一度会った後でさえ、わからないことも多いのだから。でも、彼とは話が合いそうな気がする。一緒に飲みに行ったとして、不愉快な思いはしないと思う。

人が人生で出会える人間の数なんて大したことはない。ましてや、その中で心を通わせてつきあえる人間なんてさらに少ない。香田君とも、将来、会って話をする機会があったかもしれない。でも、そんな未来は永久に奪われた。彼の家族に中傷の電話をかけるような人間とは、将来にわたっても友達にはなれそうもない。

友達になれそうな人間が、また一人消えたことが悲しい。それだけ。

投稿者 オッズ : 18:53 | コメント (0) | トラックバック | news

2004年10月24日

宿営地着弾

昨日、今日のニュースは新潟の地震についての報道がほぼ独占している。死者が出ているし、負傷者も多数、今も不安な状態に置かれている人も少なくないことを考えれば、そのインパクトからいってもこれは当然のことだ。

でも、大きなニュースが発生するとそれに隠れてしまうニュースもある。そしてその中には、些細にみえて、実は重大な意味をもつものもあるだろう。だが、私たちはその重大な意味に後から気づくだけなのだ。

イラクの自衛隊宿営地内への着弾というニュースは、そうした未来の意味を予感させるような不気味なニュースだ。宿営地に向けてと思われる着弾は今年の4月、8月にそれぞれ数回あったが、これまではいずれもまがりなりにも宿営地の外側の話だった。それがついに内側にまで及んできたのだ。

防衛庁の発表だけで情報量そのものが少ないので、報道側も簡単にふれることぐらいしかできないのだろう。だから、武装勢力になめられはじめているんじゃないかとか、サマワに自衛隊の復興活動への失望が広がっているんじゃないかという憶測をしたくもなる。

正直、自分の中でもここ最近、イラクの自衛隊への関心が明らかに薄れつつあった。だが、これは決して無関心であってはならない類の話だと思う。

投稿者 オッズ : 23:24 | コメント (0) | トラックバック | news