2005年11月08日
生産完了という文字にそそられる性癖
最近、魅力的な携帯情報端末がいろいろ登場してるので、いいなと思ったものを挙げてみます。
各地で話題沸騰なので今さらとりあげるのも気がひけちゃうんですが、やっぱりW-ZERO3は外せないでしょう。長い間、ウィルコム端末を使ってきた身としては、こうした先進的な端末がウィルコムからリリースされることは我が事のようにうれしい。とても楽しみ。かつて、江口洋介はエッジを手にして「終わったな、携帯の時代は」と言い放ったCMがあったが、今から思うとむしろPHSが終わらなくてよかった~という感じ。外出時の通信端末として細々と生きてたおかげで、京ぽん以降、ようやく日の目が向いてきた。
次はPalm。Palm T|Xは新しい要素はあまりないのだけど、そのかわり安定感を感じる端末。微妙な画素数のカメラなんてていらない。だけど、押さえるべきところは押さえているという点で好印象。
とはいえ、W-ZERO3は放っておいても売れるだろうから、わざわざ僕が買わなくてもいいかという気もするんだよね。そんな誰からも注目されるモノよりも、あまり話題にもならず、ひっそりと市場から消えていく不遇なモノにひかれてしまう性癖がある。不憫さがかわいい、誰からも認められていないお前だが、俺だけはお前の良さを知ってるぞみたいな感情。それゆえ、”生産完了”という文字に購買意欲がそそられる。大体、人気がないモノは価格大幅下落でお買い得だったりするし。後から、不人気なのにはちゃんと理由があるんだなということを思い知らされることもあるが。
そんなかわいそうな日陰者。今だったら、PEG-VZ90なんかがそんな感じじゃないか。オークションでしか手に入らなくなってから、わりと高値で取り引きされる予感。
PDAではないけれど、iPodなんかもこれだけ人気になって、音楽プレイヤーといえばiPodみたいな時代に今さら買おうという気持ちにはならんのだよなあ。iPodの欠点は人気がありすぎることだ。かといって、ついRioを選んでしまえばきっと後悔するだろう。
これだけモノがあふれる時代になると、いつでも手に入るモノは別に買わなくてもいいかという気になるが、入手の困難さは購買意欲をいたづらに刺激する。他の人とはちがうものを所有したいという欲望もあるんだろうな。もうただの人気商品では満足できないからだになっているのだろうか。
最後に、実は一番注目してる「Nokia 770」がついにヨーロッパで発売。早く日本で入手できるようになるといいな。
■ノキア、Linuxベースのインターネット端末「Nokia 770」を発売 (CNET Japan)
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2005年10月08日
PDAはどこへゆくのか
旧サイトの「パーム遍路」では、「学ぶためのツールとしてのPDAを追求するブログ」というお題目をかかげてやってきましたが、おかげで人生に必要なことはすべてPalmで学ぶことができました(どんな人生やねん)ので、新サイトにしたのを機にコンセプトを変えました。「センス・オブ・ワンダーを探して」というスカしたお題目に。
だからといって、Palmのことを扱わないということではなく、引き続きチェックしていきますよ~。
それにしても、最近のPDAを取り巻く状況は、カオスですなあ。Palm端末はWindows Mobileをのせ、PalmOSはNetFrontのACCESSに拾われる。PDAの範疇に入れてよいのかどうか迷うスマートフォンは大盛りあがり(日本を除く)。PDAではないけれど、新しいiPodはビデオが見られるなんて話もある。
なんて言いますかねえ。いくつかのプロレス団体があって、それぞれのプロレス団体が自分とこの選手を他の団体に上げるのに慎重だった時代は過ぎて、団体の壁を越えた対戦が特別なことではなくなった時代と言いますか。市場規模が縮小しているのに、Palmだ、Windows Mobileだ、Linuxだ、共産党だ、社民党だと争っている場合ではないというか。
「PDA」という言葉も定着したとはいえないし、スマートフォンとの境界などはとても流動的な感じだ。正直、これから登場する携帯端末を「PDA」という枠組みで語るのは難しいような感じがしている。スマートフォンという存在があるのに、携帯電話とPDAを分けて考えるのは、無理があるんじゃないかな。
そういうわけで、本ブログでは「PDA」というカテゴリーではなく、「携帯情報端末」というカテゴリーで括ってみることにしました。「携帯情報端末」という名称もぎこちないが、こういったことは過渡期だからしょうがないかなとも思う。さらに「CLIE」というサブカテゴリーをつくったのは、生産終了した今だからこそ、あえてCLIEという存在をアピールしていきたいという思いからです。まあ、CLIEは批判も少なくなかったけど、個人的にはお気に入りの端末なんでね。何より、CLIE終了以降、CLIEに変わるものが日本市場には出ていない! それが不満なんだ!
現在、最も注目している端末は、Nokia 770 Internet Tablet。発売延期されちゃったけど、バグだらけで出荷されるよりはいいか。
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2005年10月02日
ウィルコムの新機種
■フォトレポート:ウィルコム、贅沢なPHSの新4機種でケータイに対抗 (CNETJapan)
かなり本気度の高い機種が投入されましたなあ。ブラウザはOperaとNetFrontですか。京セラでもいいんですが、今持っている機種が三洋電機なので、美しき流れってことで同じ三洋のWX310SAを買い替え候補にいれました。色はシルバーミストで。
三洋はデザインはいいけど、機能がちょっとなというのが、今持っている機種から得られた経験則なんですが、WX310SAはどうすかね。miniSDメモリーカードスロット搭載ですか。コンパクトフラッシュもメモリースティックも持ってるんだが、今度はminiSDカード。あー、使い回せねえ。
ブラウザ搭載のPHSは欲しいんだが、WX310SAは自分には贅沢すぎると感じて、値段の下がったAH-K3001Vに落ち着いちゃう可能性も大いにありあり。
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2005年08月02日
いとしいしと
![]() | ロード・オブ・ザ・リング 指輪物語 J.R.Rトールキン ワーナー・ホーム・ビデオ 2007-12-07 by G-Tools |
仏の顔もサンドして「パームボンチ・メロウライフ」によると、DogcastがAudio Playerに対応とのこと。これで新たにソフトを導入しなくても、CLIEだけでDogcastが聴けるようになりました。これは大きな慶び。ベルリンの壁崩壊以来の歓喜。人々が手をとりあって、口々に良かった良かったと肩を抱き合っていることでしょう。
与太はともかく、顧客の生涯価値が重視されるこの時代に、CLIEでポッドキャスティングという収益性の低そうな需要に応えていただきありがとうございました、ちんさん。なんまんだぶ、なんまんだぶ。
ところで、こんな記事があったんですが。
■iPodやPDAを「愛しすぎる」人々 (WIRED NEWS)
「私よりもトレオの方を愛しているでしょって女房が言うんだ。馬鹿なことを言うなって答えたものの……女房は家に残して外出することなどしょっちゅうだが、トレオ無しでは外出できないんだ」
機械への不思議な感情は、CLIEの調子が悪いときによく感じる。CLIEが不調だと、なんとなく心が晴れないのだ。そのことが常に気になってしょうがない。
遠藤周作は、人が日常的に使っていた物には、使っていた人の念が残っている、といったようなことを書いていた。僕はオカルトを信じる人間ではないが、中古品を手にとる時、ついその言葉を思い出してしまう。
機械が人間に与える影響と、人間が機械に与える影響。なんだか興味深い。
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2005年07月07日
通信モジュール
■アップル製のPHSが登場?--ウィルコム、通信モジュールを各社に提供 (CNET Japan)
ウィルコムとウィルコム沖縄は7月7日、PHSの無線通信部分をモジュール化した「WILLCOM コアモジュール」を開発したと発表した。機器メーカーはこのモジュールを利用することで簡単にPHS端末を製造できるほか、家電や玩具などに組み込むこともできる。
ウィルコムは最近元気みたいで、契約端末を持っている僕としてもなんかうれしい。PHS、盛り返すかな。
といっても僕が持ってるのはRZ-J700という現在業績低迷SANYO製の古い奴です。古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます。
通信モジュールがPDAの通信環境に貢献するといいですね。
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2005年06月06日
Nokia 770 Internet Tablet
情報としては今ごろなんだよって感じだが、「Nokia 770 Internet Tablet」に関心をもっている。まず、デザインが好み。あと気になるのは、インターネットラジオ機能をうたっているが、どの程度のものなのかという点。このブログでもよく取り上げるネットラジオの端末としてどうよ、というところだ。
■ノキア、Linux搭載のタブレット端末「Nokia 770」 (ケータイWatch)
この記事では「今後、OSをアップグレードすることでVoIPやメッセンジャーなどの機能も利用できるようにする」とされているが、Skypeが安定して使えるようになるならば、かなり買いの端末になるのではないだろうか。
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2005年05月09日
デジタルラジオ
■CD並み音質のデジタルラジオ、来年登場 総務省案 (asahi.com)
CD並みの音質で、画像も見られるデジタルラジオ放送の本格展開に向けた総務省の報告書案が9日、明らかになった。全国放送を行う新会社とNHKが06年から東京、大阪で放送を先行開始し、11年に全国に広げることとし、放送設備を持つ新会社が既存のラジオ局などから番組供給を受け、音楽、スポーツなどの専門チャンネルを複数展開する形をとる。
どうしても家電を買い換えさせようという意図か? などと邪推したくもなる、国策としてのオールデジタル化だが、テレビの地上波デジタル放送以上に影が薄い、デジタルラジオも計画だけは進んでいるようだ。
テレビの地上波デジタル放送は、対応機器の普及は進んでいるものの、デジタルの特長を生かした番組コンテンツの提供は進んでいない。不況の影響で、テレビ局もデジタルへの投資には消極的だ。ブロードバンド化が進むインターネットとの差別化ができるのかという意見も根強くある。
比べて、未だに受信機の一般販売さえなされていないデジタルラジオが、ちゃんと普及していくのかという点はまったくの未知数だ。CD並みの音質で、画像も見られるとのことだが、どうだろう。著作権保護で、録音をブロックするシステムは付けられるだろうなあ。
僕個人はデジタルラジオよりも、インターネットラジオの方に魅力を感じる。それは放送免許制の限られた放送局でおこなわれるデジタルラジオより、誰でも世界に向けて放送できるインターネットラジオの方が多様性に富み、可能性を感じるからだ。たとえば前回の記事のポッドキャスト専門ラジオ局のようなものでも、そこで放送されるには選ばれる必要があり、それは検閲なのだという見方もできる。日本でのインターネットラジオの成長を阻害している最大の要因は、安価で日本の曲をかけられるというシステムがないからだ。
またポッドキャスティングのような、MP3プレイヤーが広まることで新たな可能性が広まっている。MP3プレイヤーに入れるのは楽曲じゃなくてもいいわけだから、たとえばラジオドラマや落語を移動中に聴くというスタイルもありだ。テレビドラマを電車内で見るより、受けいれられやすいのではないか。
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2005年01月20日
SPAさんが帰ってきた
クリクラ!のSPAさんが、いよいよ新サイトを始動されたようです。
「ソニー・モバイル製品ファンのためのウェブマガジン」とのこと。カバーする領域が一挙に広がった感じです。MovableType仕様になってます。もちろん、引き続き要チェックです。
真ん中の☆はやっぱり、これかな?
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2005年01月05日
ビッグブラザー端末
久しぶりにPDA関連のニュース。だが、あまり愉快な話ではない。
■ロス市警、人相認識ハンドヘルド機を試用中 (Wired News)
ロサンゼルス発――ロサンゼルス市警察が、人相認識(顔認識)ソフトウェアの実地試験を行なっている。警察は容疑者の特定に役立つと主張しているが、市民的自由を擁護する人々は、プライバシー侵害につながる恐れがあり、また、この技術では人物が正確に特定されない可能性もあると警告している。
実際の使い方は、以下のように書かれている。
2人の男性への質問中に、ランパート署のマイク・ワング巡査は、カメラ付きのハンドヘルド型コンピューターを1人の男性に向けた。その画像は、人相認識ソフトによって、最近起きた事件で逃走中の被疑者や数十人の地元のギャングの画像と照合された。
カメラに映った人物を瞬時に膨大なデータベースと照合し、特定する技術はかなり進んでいると聞いている。人間の顔を分割した複数の点で分析し、その特徴から認識し、判断する。記事の端末は、入力されているデータは少ないものの、そうした技術をハンドヘルド機に導入したものと思われる。
まだ、人相認識には正確さの面での問題が指摘されている。記事からも、その信頼性は今ひとつといった感じがうかがえる。だが、テロとの戦いに邁進する国がこの技術を重視しているのは間違いない。
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2004年12月23日
雌伏の時代
今年のPDA界も停滞していたと言わざるをえない。停滞というのは、インパクトのある新しいものが生みだされなかったということだ。停滞という言葉がネガティブならば、雌伏の時代が続いたと言おうか。
PDAの最初の上昇局面は、使いやすいPIM(個人情報管理ソフトウェア)とよく工夫されたハードウェアによってもたらされた。その後は着実な進化を続け、やがてAV機能なども取り入れていった。だが、PIMを中心とし、その周りに新機能を取り入れていくというかたちのブレイクは、製品がある程度行き渡った時点で当然のごとく収束していった。
本当ならばこの時に、PDAはその役割をPIM端末からネットワーク端末にうまく移行できるとよかったのだが、市場の縮小速度が速すぎてメーカーが対応できなかった。またPDAがネットワーク端末としてその機能を発揮するには、端末の充実だけでなくネットワーク環境の整備が必要だったことも状況を困難にした。
やがて欧米ではスマートフォンというかたちで、ネットワーク端末としてのPDAを実現させた。だが日本では、いまだ本当のネットワーク端末としてのPDAは登場していない。
パソコンがコモディティ化した第一歩は、インターネット・電子メールを目的にしたパソコン購入層の飛躍的な増大だった。そこから予想するにPDAの第2のブレイクは、ネットワーク端末としてPDAが一定の完成を見る日に起こると思われる。
日本でのネットワーク端末としてのPDAは今どのあたりか。それはCLIEのネットワーク重視端末として位置づけられているUX50を見ればわかる。無線LANとBluetoothを搭載したものの、PHSカードを無視したことでブーイングを買った機種である。屋外でのネットワーク環境が整備されない状況が、端末をつくりにくくしている。ネットワーク端末としてのPDAが完成するには、まだまだ時間がかかりそうだ。
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2004年11月15日
鶏肋
「鶏肋」という言葉は『三国志』を読んだ方はよくご存知だと思う。
中国の三国時代、魏の曹操は漢中という場所をめぐって、蜀の劉備と争っていた。漢中は蜀の国の入り口に位置する戦略的に重要な場所で、曹操としては、蜀攻略のためになんとしても手に入れておきたい場所だった。
だが、戦線は膠着状態に陥り、遠征してきた曹操軍に疲れがみえ始める。そんな中、曹操がふとつぶやいた言葉が「鶏肋」。鶏肋、すなわち鶏のあばら骨という意味だが、曹操の部下たちはどうして曹操がこのようなことを言ったのか、いぶかしんだ。だが、部下の一人、楊修という男はその話をきくと撤退準備を始めた。その理由を尋ねられると彼は、「鶏のあばら骨はうまいだしがでるが、肉は少なく食べるところに乏しい。つまり、漢中という地は鶏肋と同じだから、これ以上の戦は無駄だという曹操様の御意志だ」と説明した。
これを聞いた曹操は、楊修を不遜として処刑した。
この故事から、「鶏肋」は「大して意味の無いものだが、捨てるには惜しい」という意味で使われるようになった。
で、ここからが本題。
現在のPDAビジネスは、企業にとって「鶏肋」的な存在なのではないか。
儲かる儲からないという話であれば、PDAはすでに儲からないという結論が出ている。何年か前には存在していた、ニッチ市場からブレイクするという希望的観測は打ち破られ、これ以上の市場拡大は望めないという厳しい見方が支配的だ。むしろ、価格競争によって収益を上げらない企業が市場から撤退することで、市場は縮小し、携帯電話市場がPDA市場を取り込んでいくかたちでPDAは終わっていく。
こうした悲観的な観方の一方で、モバイル端末としてのPDAの可能性は捨てがたいものがあるのも事実だ。ユビキタス社会とされるビジョンがどの程度将来を示すものなのかという疑問はあるにしろ、自宅以外の場所で情報にアクセスしたいという需要自体は間違いなく今後も拡大していく。iモードはそうした需要に答え、幅広い層にうけいれられた最初の一歩だ。だが、iモードが受けとめられた需要はまだ一部に過ぎない。ここに大きな、今だ達成されていない宝の山が存在する。屋外での快適なネットワークアクセスを実現させる情報端末とソフトウェアの座を巡って、今後も熾烈な争いが繰り広げられるにちがいないが、将来どのようなかたちのデバイスが選ばれるのかは現在の時点で誰にもわからない。わからないということが、PDAの入り込む余地を残していると言える。
屋外で大量の情報にアクセスできる環境ができた時、携帯電話の画面サイズは多くの情報を確認するのに適さないかもしれない。そうした場合、PDAが選ばれる可能性も捨てきれない。携帯電話とPDAとが一緒になったスマートフォンのような端末を求める声が大きくなるかもしれない。
つまり企業にとってのPDAへの投資は、現時点での収益には目をつぶって、将来性を買っているのだと思う。PDAの核となる機能は個人情報管理だが、今売れている電子辞書やiPodの機能や、今後市場形成が期待されている動画プレイヤーとしての機能も備えている。ネットワーク端末としても携帯電話より使いやすいし、カメラ機能もある。当然ながらそれぞれの専門機に比べて機能的に劣るが、一台であらゆる機能を備える端末への需要も確実に存在する。
例えば、クリエのカメラ機能は画素数も少なくまだ不完全だが、技術の向上で画素数アップと端末自体の小型化は可能と思われるので、その時には面白い存在になる。デジタルカメラも、画素数的にはもうこれ以上増やしても、民生機としてはあまり意味がないレベルに達しつつある。普通に使う分には十分な能力を、PDAがそれぞれの機能で備えるようになれば、やっとその時、PDAは日の目をみるのかもしれない。
そうした可能性が少しでも残っている以上、企業にとってもPDAから撤退する決断はしにくい。大きくは望まず、赤字を出さない程度に続けていくというのが、今後のスタンスとなるのではないか。最近のSONYのCLIE戦略をみていて、そう感じる。
ついでに言えば、今のプロ野球や日本経済や日本そのものが「鶏肋」だと思う。
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2004年11月09日
m105

最初に手にしたPalm。使用期間は、2002年4月から2002年11月くらいまでと記憶している。
Palmとの出会いは、日刊デジクリというメルマガでm100についての記事を見て、興味をもったのがきっかけ。その記事では、m100のシンプルさが高く評価されていた。当時は、パソコンのデータを持ち歩ける端末が欲しいと思っていた時期で、すぐに試してみようかという気持ちになった。
これはしばらく後にわかったことだが、当時、Palm社は業績が低迷し最悪の時期にあった。在庫もだぶついていたらしく、m100は4980円程度で処分状態で売られていた。試してみようかという気になったのは、たぶんにその安価のせいもあった。ネットで少し調べて、m100はメモリ不足が最大の弱点のようだったので、メモリを多くつんだm105を選んだ。m105は、9800円ぐらいで買ったと思う。
まず、HotSyncによるパソコンとの連携のスムーズさには驚かされた。もっと面倒なものを予想していたからだ。Graffitiという入力形式には最初戸惑ったが、標準添付されていた「Giraffe」というゲームのおかげですぐに慣れることができた。
何より心ときめかされたのは、パームウェアの豊富さだった。Muchy's Palmware Review!を最初に見たときは結構、衝撃だった。Palmでしたいと思うあらゆるニーズに応えるかのようなパームウェアの群れ。各地のパームウェア職人の技の結集。こんな世界があったんだという眩しさを覚えた。
僕は当時、そのパームウェアの充実ぶりを見て「これだ、これだよ。本当のIT革命は」という思いを抱いた。かなり本気で。実際は、すでにその時パーム界は斜陽産業の色合いを濃くしつつあったのだが。


